2008年10月16日

●ボルシチ三昧

先週の日曜日、パイク・プレース・マーケットで葉付きの新鮮なビーツを見つけました。

未だ、私のロシア料理ブームは健在で、最近ではボルシチを自作しています。これまで何度かスーパーのビーツを買いましたが、こちらは葉付きで5株$2。(スーパーの方は値段はちょっとわからん…)

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土だらけのビーツ5株と、右の画像「コップの中身はなんだ?」

しかしながら、自作とはいえ、ボルシチのレシピを各種見てみると色々違う事が書いてあってよく分からない…。

結局、それを総合してかなり適当に作ってみる事に。

まずビーツの下ごしらえは、酢を入れたお湯で茹でるかローストするの二通りを見つけましたが、簡単な方(茹で)にしました。その茹でた際のゆで汁が、上画像の色の薄い方です。濃い方がブルーベリージュースでした。このゆで汁は、後に煮込む時に使うので、そのまんま飲まないで下さい。(笑)

所で、ビーツはとっても土臭いです。これはビーツ本来が持っているゲオスミンという化学物質によるものだそうです。私には皮が最も臭く感じるので、皮がちょっとでも残らないようちゃんと取り除きます。

そして、その臭みを取る為に、調理工程でレモン汁をたくさん入れます。
長時間煮込む事によっても、土臭さはなくなるようですが、その代わりビーツのあの奇麗な色はなくなってしまいます。

それと、ボルシチに合うハーブはディルとの事で、ディルもたくさん入れます。

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左は、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎとキャベツを炒めて、ビーツを投入して混ぜてみた所。すぐに他の野菜がこんな色。出来上がったのが右。注:決して福神漬けスープではありません!上にはグリーク・ヨーグルトがのってます。本場でははスメタナ?サワークリームを添えます。

ビーツの甘さがマイルドで、肉は入ってないけどコクがあります。レモンをたくさん入れても弱冠土臭い香りはしますが、翌日になると、さらに土臭さは消えて食べやすくなりました。

ビーツは、日本ではどうも入手しがたい食材のようですが、簡単な入手方法は輸入食材店にある缶詰です。ビーツは「飲む輸血」と言われる程栄養豊富だそうです。なんだかコワイ…けど、うまい。(笑)

ちなみに、ボルシチは厳密に言うとウクライナ料理で、ウクライナのボルシチにはパンプーシキという可愛い名前のパンが添えられています。以前行ったEuropean Foodsのボルシチには、そのパンプーシキが添えられていました。上からガーリックオイルがかかっていてとても美味しいパンでした。