2011年05月29日

●トビーマグ

久しぶりにアンティークモールに行ってきました。前回、とは言ってもすでに一年程前ですが、その時にどうにも気になっていたものがあります。

これ↓

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おじさんの頭の「マグ」なんです。まだ売れずに同じ場所で鎮座していました。ちょっと不気味なんですがね…どうにも気になってしょうがないのですな。

タグを見ると、全てに「Toby Mug」と記載されているんです。どのおじさんもトビーさんなのでしょうか?何やらよく分からないけど、しかもものすごく小さくて、マグではなくミルクピッチャーサイズなんです。

しかも、この画像のものはどれもロイヤル・ドルトンのもので、高いもので80ドル以上、安いもので40ドル程もするんですな。すごく欲しいけど、これに4000円出すのってどうだろう?(笑)

思いっきり悩んでいると、他のコーナーにもぽつぽつと同じようなおじさんの頭を模したマグ(ミルクピッチャー)があるんです。

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しかも!値段が安い。6ドル程度ですよ。イギリス製ですが、ロイヤル・ドルトンのものではありません。

しかしですね、最初にロイヤル・ドルトンのを見てしまったので、その顔の描写や塗りの適当さが眼に余るんですな。やはりロイヤル・ドルトンのは細部まで素晴らしい出来。ちょっと含みを持った顔の紳士や悪そうな海賊、いたずら好きそうなおじいさん…等の顔の描写が素晴らしいロイヤル・ドルトン製のが欲しいです。

取りあえず帰宅してトビーマグについて調べる事にしました。

検索によると、トビーマグが生まれたのは18世紀初頭。元々は当時の男性を風刺した姿(当時の長いコートを着た服装で大抵椅子に座ってマグカップを持っている)で作られたジャグ。しかし、なぜトビーという名前がついたかは誰も知らないが、もしかしたらシェイクスピアの十二夜のトビー・ベルチからかもしれない。

との事です。
さらに、占領下の日本もこのトビーマグを作って輸出していたそうです。

早速ebayで見ていますが、同じものがアンティーク・モールよりも安い値段が付いてます。やはり有名人を風刺したものだと人気があるようで、値段も高いようです。

どれにするか迷うなぁ〜。(本当に買う気!?)