2003年5月8日、文鳥のばおばぶちゃん夫妻に初めての卵が生まれた。 それから毎日一個づつ産み、合計7個の卵を産む。その間、5月12日にハムスターの七味があの世に旅立つ不幸に見回れながら月日は流れた。 2週間くらいで雛が孵るというが2週間を過ぎても孵らなかった。半ば諦めながら21日目に親鳥が箱巣から離れた際に箱巣の中を覗くと、な、な、なななんと、雛が孵っていた! しかし。。。その小さな肉片のような雛は動きもせず、箱の底にへばりついている。。もしかしたら親鳥に押しつぶされて死んでしまったのではないか!?と不安にかられる事数分、微妙に動いた。あぁ。。生きていた。。。! |
2003年5月29日(1日目) 名前はまだない。 卵を見た所、ほとんどが黄色っぽくどうやら無精卵のようだ。 しかし、2個ほど灰色がかった卵があるので明日か数日くらいで孵るかもしれないという期待で一杯だ。しかし、この子が入っていた卵はどこに行ってしまったのだろう。親鳥が食べてしまったのだろうか?よくこんな小さい卵から生まれたものだ。小さい体でよく頑張った! しかし、不安がよぎる。。親鳥はちゃんと餌をやっているのか?と。 |
5月31日(2日目) 暗い写真になってしまった。。大きな口を開けている。 見ては行けないと思いつつ、見てしまう。。 ちゃんと餌をもらっているのだろうか、首の脇のそのうを見ても餌が入っているように見えない。大丈夫なんだろうか。。。もしかしたら人間が餌をやらなくてはいけないのではないかと、最悪の場合に備え注射器型の餌やりと、KAYTEEのベビーフードを購入。 |
6月1日(3日目) 不安になりながら箱巣を覗くともう1羽が孵っていた!! やったぁ−!最初の1号も死んでいない所を見ると、ちゃんと餌ももらっているし、着実に成長している。ほーーーーっとする飼い主であった。この文鳥兄弟はどうやら黒い嘴をもっているので白文鳥ではないらしい。母親のばぶちゃんは白文鳥、父親のばおちゃんはごま塩氏である。もしかしたら父親似のごま塩ちゃんかもしれない。お世辞にも賢いとはいえないばおちゃんに似ているという事は、頭脳的にもその遺伝子を受け継いでいるかも知れない。。。2羽の将来を暗示してまたしても不安がよぎる。 |
6月1日 同じ日に撮った二枚目のお写真。 しかし、ちゃんと巣材をあげたはずなのに、なぜに巣材が床にないのだろうか。 おかげで雛兄弟は木の床で寝ている。赤ちゃんというものはもっとフワフワした所にいなければいけないのではないか。。これじゃ、足が変なふうに歪んでしまうのではないかと床材を雛の下に置くか迷う。しかし、人間が手をつけていいものか、と思いとどまり親鳥に全てをまかせた。 |
6月3日(5日目) 餌もちゃんともらい、成長している。 親鳥は忙しそうに毎日餌をたくさん食べている。しかも、今まで食べた事もないようなものも食べている。台所に植木鉢があるのだが、その土も食べていた。まさか園芸用の土はイカンだろうと思い、慌てて植木鉢をベランダに追い出し、ミネラルのブロックを買って来た。ゆで卵もたくさん食べている。良質のたんぱく質だ。小松菜が見つからないので、チンゲンサイか、ロメインレタスを毎日与えている。こちらの消費もすごく早い。カルシウムはカトルボーン、ボレー粉、卵の殻を与えている。 この調子で色々食べて雛を丈夫にしてください、と願う飼い主。 |
育児の合間のパパ鳥、ばおちゃん。 休憩でふらふら遊んでいた所、ガラス戸と網戸の隙間に入って出られなくなったパパ。一瞬、外に出てしまったのか!!と焦った飼い主であった。ひな鳥がいる今、暑くても冷房をひかえているかわり、窓を開けている。そこで自分で気がつかないウチにこんな隙間に入ってしまったようだ。。 実に人の良さそうな顔をして写っているが、実は本人は出口が見当たらなくて相当焦っているのである(これでも)。 育児中なのに、真剣さが足りない。しかしちゃんと卵もあっためていたし、雛に餌も与えているようだし、彼は彼なりに頑張っている。 |
6月3日の別ショット 左の写真では1号(でかい方)が仰向けに寝ている。写真ではなかなか見えないが、内臓が薄い皮の向こうにはっきりと見える。体全体がむくんで腫れているように見えて、腹水腫?か何かと思う飼い主であった。どうやらこれが普通らしい。2号との差がかなり激しい。頑張れ2号! |
6月4日(6日目) 1号にすがるように寄り添う2号。1号に黒い点々が体に現れ始めた。昨日、もう最後の卵が生まれてから21日もたつし、見た目からして無精卵な為に撤去した。しかし、有精卵に見える卵一個はそのまま置いておいた。雛も結構大きくなって来ており、箱巣の中で一家4人で入っていると大丈夫か?と思う。というか、これで7羽が全部孵っていたらものすごく大変な事になっていたのだなぁ。。 |
左の写真の拡大図 翼の部分と体がちょっとづつ黒っぽくなってきている。 |
ママ鳥のばぶちゃん。賢く、冷静沈着。台所の植木鉢の土を食べてミネラル補給をはかるが、飼い主に怒られる。代わりに買って来たミネラルブロックは怖がって食べないので、削って与える。しかし、ケージの中では食べてくれない。どうしても植木鉢のあった台所にミネラルがあるとインプットされているのだ。ミネラル補給のために台所に行くのである。先日、ソファの私の所に来てピーピーと呼んで、台所に飛んでいった。何かと思って台所に行くと、削りミネラルがなくなっていた。なかなか賢いじゃないか!おっとりとして間抜けでビビリマンなパパ鳥とは大違いだ。 | 6月5日(7日目) したの子も結構大きくなって来た。そのうにも餌がたくさん入っている。お兄ちゃんにいつも頭をのっけている下の子は、お兄ちゃんが逃げても逃げても、足を踏ん張ってお兄ちゃんの方に前進する。 気がついたら、写す写真のほとんど、下のこがお兄ちゃんに寄り添っている。かなりの甘えん坊? それともどこかに頭をのせたいだけ? 下の子は生まれて4日目。 |
6月6日(8日目) だんだん大きくなって、上の子は全体的に黒い点々が拡がって来た。餌も満タン。 2号も頑張って大きくなるんだぞ。 |
6月7日 またしても散歩していたパパ鳥のばおちゃん。今日はチビ助け(ジャンハム)のケージを覗きにいっていた。まるで動物園のお客のようだ。 しかし。。なんていうか。。何を考えているんだろう。文鳥にも天然っているんだなぁ。。 ちなみに、ケージの中には枠内の子が住んでいる。 |
6月7日(9日目) 今日は気になる事が。下の子の足がおかしい!!足が今までと違う。足の裏が上をむいて、ひねくれている。どうしちゃったんだろう。奇形?ぺローシス?親鳥に押しつぶされた?? うわぁ〜ん。。心配でしょうがない。しばらくしてもう一回みたけど、やっぱり変だった。。。(泣)ちなみに下の子は6日目。 |
6月8日(10日目) 上の子が孵ってから10日、下の子が孵ってから7日がたった。親鳥たちは、交互に餌を食べては与えていたが、2羽同時に巣から出て外をうろうろするようになる。台所にいた蜘蛛を食べちゃったり、台所に置いておいたバナナを食べたり好き放題だ。雛たちの声も前よりも大きくなって来たのでびっくりした。 |
6月9日(11日目) 上の子の目が開いた!! すんごい小さい目。そして、前よりも口の脇の白い部分が大きい。肌の色も段々赤黒くなってきている。下の子も黒い点々がたくさん出て来た。親鳥はやっぱり外でふらついてる時間が多くなって来た。ちょっと目を離しても大丈夫になってきたんだろうか。2羽でまた台所にいって、水の入ったコップの水を勝手に飲んでた。。。うわぁ〜ん。。 |
6月10日(12日目) 下の子の目ももうすぐ開きそうな感じだ。上の子は毛がだんだんちくちくしてきていて、イガグリ頭。親鳥はますます箱巣をあけている事が多くなった。2羽でまた台所に行っては、私を困らせている。昨日、ヒナの足について有力情報を得た。もしかしたら、骨折したのかもしれない。でも、治らないそうだ。。。(泣) |
6月12日(14日目) 上のコは14日目、下のコは11日目になった。夜寝る前に箱巣から出して翌朝からさし餌をやろうと思った。しかし、親鳥が箱巣に入ったまま寝てしまったので、ヒナを奪う事ができなかった。。ヒナの方は開いた目がだんだん大きくなって来た。 |
6月13日(15日目) 今朝、とうとうヒナを箱巣から奪ってしまった。それと同時に箱巣を撤去。親鳥はびっくりしてうろうろ探していた。ヒナは箱に移し替え、さし餌を開始。口は開いてくれるが、初めてのさし餌で手際が悪い為、あまりたくさん食べてくれない。なので1時間おきにさし餌をするはめに。夕方、ひなの居場所を発見したママ鳥が「もう見てらんない」と言うかのように、箱にはいってヒナに餌を与え始めた。。。ヒナはびゃーびゃーと嬉しそうにママ鳥から餌をもらい、すのうも写真のようにパンパンパン!!に。。私の立場は。。。。それに、こんなんで手乗りになるんだろーか。。。 |
6月14日(16日目) 両手に乗るヒナヒナ兄弟。手前が1号、奥が2号。今日も相変わらず親鳥が心配して餌をあげている。なので、人間は朝一番と、寝る前の2回しかさし餌ができなかった。でも、パウダーフードはどうやらインコ用で文鳥だと高脂肪?すぎるので、親鳥があげる餌の方が実はヒナヒナには丁度よかったりするのであろう。 |
6月15日(17日目) 手前が1号、後方が2号。1号の目がだんだん大きくなって来た。目が開いた時にはすっごく小さくてどうしようと思ったが、大きくなって来て顔がかわいらしくなってきた。今日も結局さし餌は朝の一回あげて、後はまま鳥があげていた。ママ鳥がヒナの所に行くと、ヒナは大喜びで餌をもらっている。私の時はおつき合いで食べてくれているらしい。 |
6月16日(18日目) 右が1号、左が2号。今日も結局ほとんどママ鳥が餌をあげていた。でも最近親鳥の就寝時間が早くなった。7時頃に最後の餌をあげると8時くらいには寝てしまう。パウダーフードと違い、親からもらうフード(普通の殻つき餌とラウディブッシュやゆで卵、チンゲンサイ、カルシウム等)は結構時間がたってもそのうに餌がまだある。パウダーフードだと1時間もすると消化されてしまっている。 |
6月17日(19日目) すっかり一人前の姿になってきた。これは1号。1号は嘴が今の所上下でニ色になっている。あんな小さかった目もこんなに大きくなった。くぁわぇ〜。 |
6月17日 二枚目 2号と一緒に。こうやって比べると、やっぱり二号は一回り小さい。足の方が心配だったけど、最近は普通に足を折り畳んでおり、大丈夫なのかどうなのかわからない。餌は相変わらず、私と親鳥からもらっている。2号は下の嘴の色も黒い。 |
6月18日(20日目) 1号の羽が大分開いて来て温かそうになってきた。2号の方も段々羽がはえて来ている。今日あたりはニ羽とも羽をつくろっていた。特に2号はまだ小さい為か、首がちゃんと背中にまわらず、隣にいる1号の羽をつくろっていた。わかってるんだかわかってないんだか?どんな文鳥になるんだろう。嘴の下?が黄色いとごま塩になると読んだけど、どんなごま塩になるのかなぁ。。。 突然ですが日記はここで終わりです。この後の成長は「文鳥一家の写真集」で。 |