文鳥を飼育するのは初めてではないが、つがいで飼うのは初めてだ。そして今回、初めて産卵をさせた。本当だったら飼育書などを読んで100%の環境を提供してあげたい所だったが、日本の書籍は高いので文鳥関連サイト等にお世話になった。人それぞれ飼育方法は違うし、また餌は○○がいい、雛が産まれたらふいごを使うと良い等と書いてあるがこっちでは手に入らない。獣医さんのサイト等では粟玉ではちゃんと栄養を摂取できないからパウダーフードを勧めていた。しかし、まだ日本では「育ての親」を使って粟玉(+パウダーフード)を雛にあげる人が多いと思う。色々な人の文鳥サイトを拝見しては、「育ての親」を見てとても欲しくなった。さすが日本人の作るモノだ。使いやすそうなあの形態。。しかし、こっちではシリンジでパウダーフードのみを与える方法だ。私もヒナの為にシリンジとパウダーフードを買ってきた。しかし不良品だかなんだかわからないが、シリンジからフードが出てこなかった。試しに水を入れてテストしたら、すごい勢いで水が出た。これじゃ、ママ鳥のような優しさがない。。どうやって餌をあげるんだ。。と愕然とした時に発見したのが、シーモンキー用(笑)スポイトだった。。。そんなわけで、ウチのヒナはシーモンキーに助けられたのであった。(シリンジは穴が小さすぎたらしい。)

また、アメリカと言えば着色料こってりのお菓子を想像するのだが、鳥の餌も御多分にもれずカラフルなのだった。鳥の餌にどうして緑や黄色や赤なんだ。。と驚いた。後で知った所、鳥(特にインコ?)は色の認識もあるので色をつけるとつけないのでは食欲が違うとかなんとか書いてあったと思う。あと、こっちの餌は香りつきだったりもする。一番最初にわけわからず買ったフィンチ用ミックスシードは、なんとも言えない鰹だしのような臭いがした。しかし、最近近所のペットショップで買っている(下記写真)のシードはフルーツ牛乳の香りがするのだ。フルーツだけではなくて、フルーツ牛乳のようなマイルドな香りなのだ。そういうわけで、人間の私が、気がつくと鳥の餌の匂いを嗅いでいる。鳥は嗅覚にも優れているのでしょうか。。でもやっぱり何もついてない自然な餌をあげたいです。

あと、ペットショップには色んな種類のペレットも並んでいる。ペレットはそれだけで栄養がとれるようだし便利なものではあるが、やはり野菜や通常のシード類、カトルボーン(ボレー粉)など色んな種類の餌もバランス良くあげたいと思っている。巷で有名な豆苗はなかなか売ってないし小松菜も見かけないので、野菜はチンゲンサイを与えている。実は日系スーパーで豆苗が売っていたのだが、半端じゃなくでかいパッケージに雑然と入っていた。豆苗を買って、家に帰って開封した所、すごく臭かった。。下の方が腐ってました。それ以来、豆苗は買っていない。(後日、某掲示板で豆苗議論になっていて、獣医さんではあまりあげないように指導しているという事を知った。)ちなみに、ばおばぶのいたブリーダーさんの所ではロメインレタスを与えていたそうだ。

アメリカでは農薬をたくさん使うとよく耳にする。自然食スーパーや通常のスーパーでも、オーガニックの野菜は売っている。 しかし、オーガニック=無農薬ではない。無農薬の野菜を探すのは大変な事だ。なので、気休めかもしれないが買ってきた野菜は一晩水につけて洗浄してから与えている。

また、餌以外の問題で言うと、アメリカではフィンチ類(文鳥を含む)は手乗りとして育てるのではなく、大型の禽舎でたくさん飼うのが一般的であるようだ。なので、ブリーダーさんから譲り受けたごま塩と白文鳥はものすごい荒鳥で、カゴに近付いただけでも暴れまわるのだ。。

2007年5月追記:

獣医さんのアドバイスにより、シード類からペレットへ移行中です。
ペレットはHarrison's Adult LifetimeのSuper Fine及び、ZupreemのAvian Maintenance naturalのCanaries & Finchesというものの二種を現在使用しています。
まだ、移行して三日目、ペレットとシード半量ずつを与えていますが、ペレットも問題なく食べているようです。
その他、青ものも引き続き与え(ロメインレタスの苗を買って来て栽培中です)、それまで添加していたPet Medicine Chestのビタミンやミネラル剤は使用を中止して、普通の水道水(獣医さんによるとシアトルの水道水はそのままで問題ないとの事)を使っています。




[ウチで使っている餌の一部]
行つけのペットショップで量り売りしているフィンチ用のシード。普段はこれを与えているが、やはりこの緑や青、ピンクの着色が気になる所ではある。そして、フルーツ牛乳?の香り付き。ちなみに、細長くて黒いシードが文鳥一家のお気に入りだ。その餌を巡って、家族で喧嘩になる事も。

ただ、管理の悪いお店では、量り売りのシードに虫が湧いている事があります。
ラウディブッシュの一番粒の小さいもの。それでも文鳥の口には大きいので、砕いてから与えている。ちなみに、ペットショップには置いてなかった為、通販で購入した。
こっちのペットショップに行くと、この手の小さいボトルに入った用途別の商品が棚にずらーーーーーっと並んでいる。この写真のものは換羽期間の鳥にあげるといいらしい。パッケージの成分表を見ると、色々なものがわんさか入っている。中身は茶色い粉末と、ミックスシードが混じったものだが、ウチの文鳥はシードだけ食べて粉末は食べないのだった。。。

[赤ちゃん用品]

僕ちゃん、わかちゃんにも与えた餌です。日本でも、これは結構手にはいるようですね。写真のものは大きいサイズのものです。パッケージの絵にオウムの赤ちゃんしか載っていないので、フィンチ類はダメなのかと思いましたが「for all birds」と書いてあったのでそれを信じて購入しました。
後日、ネットでベビーフードを検索していた所、オウム用とフィンチ用では摂取する脂肪分が違うので云々という文章をみつけて心配になりました。そして一日の半分のさし餌はママ鳥にやってもらう事にしていました。手乗り文鳥さんは、一度人間が赤ちゃんを触ると、赤ちゃんの面倒を見なくなると聞きましたが、ウチのは荒鳥だからか?逆に赤ちゃんをとった事でかなりお怒りになっていました。私がさし餌をしている時に「あーそんなんじゃダメなんだよね。」という目で見られました。そして、私が去った後に餌のあげ直しをしていました。。(泣)

赤ちゃんに挿し餌する時の道具です。僕ちゃんわかちゃんの時、安いシリンジを買ったせいか、調子が悪くて使えませんでした。今回は、高い方のシリンジを買って来ました。そして実際に餌を作ってテストした所、今回は大成功でした。ちなみに、手前の黄色いスプーンはまたもやシーモンキーセットに入っていたスプーン。そして、ブタの入れ物は実はゆで卵スタンドです。

[住環境]
後ろの壁も白くてよく分からない写真になってしまいました。。このケージはlinksの所でもリンクをはったネットのケージ屋さんで買いました。文鳥夫婦が荒鳥の為、なかなか外に出して遊ばせる事が難しいのでは?と思い、広いケージを探して購入しました。今現在は、僕ちゃんわかちゃんも一緒に住んでいます。餌を巡って喧嘩もしますが、まだそこまでひどい喧嘩をしていないので一家一緒にここで暮らしています。
金網で見づらいですが、ケージの中です。餌は下に置く大きい器に入れてあげます。もちろん糞の入らない場所に置いています。餌を巡って喧嘩をしないように、餌入れは二つ用意しました。しかし、足の悪い僕ちゃんには、現在の入れ物は良くなさそうです。器の淵がつるつるで、足が滑ってしまうのです。それでも本人は食べていますが、もっと食べる時に僕ちゃんが疲れないような入れ物がないか物色中です。