●Around the World with Ant and Bee
今日の画像は、随分前、ある本のキャラクターを粘土で作ったものです。
それは、アンジェラ・バナー原作の「アント&ビー」シリーズという極小さい絵本のキャラクター。初版は60年代で、その後何度か再版されたようですが、現在では絶版になっています。
この本は友達がプレゼントしてくれたもので、大のお気に入り絵本です。
何はともあれ、私がもらったシリーズの一つ、Around the World with Ant and Beeは、内容が本当にかわいいのです。(イラストも)
再版されるか分からないし、古本屋でもほとんど見ないのでちょっと紹介します。
ある日、ハチはアリから小さい傘をプレゼントされました。取っ手にはご丁寧にBEEと刻印されています。ハチは、その傘をとても大切にしていました。しかし、風に煽られて傘が飛んで行き、車の貨物の上に着地し、そのまま傘を乗せた貨物は列車と船で異国の地へ。
ハチとアリは、大切な傘を探し求めて世界中を駆け巡ります。メキシコ、北アメリカ、南米、アフリカ、日本、ヨーロッパ…しかし見つからない傘
最後にイギリスに到着するハチとアリ。雨がちのロンドンはそこら中に傘をさす人がたくさん。聞き込み調査をすると、なんと傘があったのは「大英博物館」。大英博物館では世界一小さい傘という事で、ハチの傘が展示中。ハチとアリが説明をすると、博物館員が傘を調査。取っ手にBEEの刻印を確認してハチに返還。
傘がハチに戻り、マーチング・バンドがお祝い。人々もバンザーイと後をついていきました。
どうですか、このはちゃめちゃな内容の絵本。(笑)
初めてこの絵本を手にした時、このチープなおもちゃっぽいイラストに瞬殺でした。特に、列車とトラックのページに心を鷲掴み。本当はシリーズ全作集めたいのですが、その後入手できたのは一冊だけ。この本を集めるの、本当に難しいんです。ふ〜