2008年01月21日

●工藤ちゃん

shunsaku.jpg今日、こちらはキング牧師の誕生日で祝日です。というわけで、「探偵物語」…しかもテレビの録画ビデオを鑑賞していました。

さらにヘボイ事に、録画できていたのが第13話から数話、その後途中がなくて第25話から最終回までという中途半端さ。

「探偵物語」を初めて観たのは、アメリカに来る直前の再放送でした。横溝シリーズもそうですが、殺人だとかハードボイルド系のドラマは好まなかったので、初めて観た時は「有名作品だけど、どんなもんだろう?」的な気持ち。

しかし、コミカルな工藤俊作に釘付け。
もちろんあの有名なオープニングも最高。

世の中には松田優作のファン通り越してマニアな方がたくさんいると思いますが、私はきっと、松田優作というよりも工藤俊作が好きなんだろうと思います。しかし、工藤俊作も良いけど、さらに良いのはやはり服部刑事。マダム・タッソーの蝋人形館にいそうなツルッツルの顔をした成田三樹夫さんがとても面白くて素敵です。

是非、第1話から通しで最終回まで観たいですなぁ。DVD欲しい。特に、おすぎが出てくる第23話「夕陽に赤い血を! 」…なんでも、おすぎはチンピラの一人として登場し、工藤ちゃんの口を割らせる為にキスをせまり、そこで工藤ちゃんが「オイ!おすぎ!ピーコはどうした」と叫ぶシーンがあるそうな。(笑)

「昔のドラマ」だからなのか、「探偵物語」だからかなのか分からないけど、ドラマ全体にある「ゆるさ」もイイ!しかし、最終回はこれまでと180度ガラッと変わり、復讐の鬼と化した工藤ちゃんが衝撃的。その工藤ちゃんが、つり銭間違えで叱ったスーパーの店員に刺されるなんて、さらに衝撃的…!

今の東京と比べるのも面白いドラマだと思います。今とは町並みが随分変わっているし、その他に公衆電話だとか、黒い電話だとか、スーパーの袋が紙袋など、現在と変わっている事が山ほどあります。