●スキャンピ、ぼくはもうつかれたよ…
それはマダム骨川の親切かつ無慈悲な一言から始まりました。
「なんでも好きなものを食べさせてあげるざます!」
なんでも…!?う〜ん、私が食べたいのは「スキャンピ=アカザエビ」だ!いざ、シアトルの台所ことパイク・プレース・マーケットへ!
スキャンピ、スキャンピ…あった!
でも、無頭で色が黒くて大きくてブリブリで殻の様子もスキャンピに全く見えない。
お店のおじさんにどこから来たか訊くと、養殖ものでタイから。
なんか違う…
一旦家に戻りました。そして検索しました。「タイのスキャンピ」は、多分淡水のオニテナガエビ。私の探しているスキャンピとは違った。
さらに、驚愕の事実が!
アメリカでは、レッド・ロブスター発祥の「シュリンプ・スキャンピ」という料理があるらしい。その料理には、アカザエビではなく、言わばえびならブラックタイガーでもなんでも使用するらしい。
なんと紛らわしい事でしょうか。アメリカでスキャンピと言うと、その調理法の事を指す事が多く、エビならなんでもスキャンピと呼べるらしひ?
さらに、スキャンピことアカザエビには様々な呼び方があり、
スキャンピ(伊語)
ラングスティーヌ(仏語)
ノルウェイ・ロブスター
ダブリン・ベイ・プロウン
等があるそうです。