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2005年11月05日

●折り紙が得意なマゼラン星の王子

ふと思いだした長い話…

大学時代、何年かぶりに高校時代の友達と新宿で会った。新宿の紀伊國屋で待ち合わせし、とにかく久しぶりなので話をしようという事で長居のできるファーストフード店へ。

「久しぶりだね〜」なんて会話をしていると、何故だか知らないが店内の公衆電話が何度となくリンリン鳴っている。普通、公衆電話に電話がかかってくる事なんてないのに、なんだろう?と不思議に思いつつも、友達と話を進めていた。

すると、隣に座っていた初老のおじいさんが話しかけて来た。

「私ね、占いやってるんですよ。ここに名前を書いてくれたら占います」

エェ〜一体誰だよ〜

と思いつつ、無視しようとすると友達がすでに名前を書いている。仕方がないので私も名前を書く。

おじいさんは、私は将来日本の伝統文化に関わる仕事に携わるでしょうと占った。そして、次に占いとは全く関係ない話になった。

「私ね、折り紙やってるんですよ」

すると、徐にバッグから折り紙をファイルしたものを出して見せてくれた。平面の折り紙で作った兜等、確かに細かくて実によくできたものだった。

しかし、久しぶりに友達と会ったんだから。。。と考えていると、おじいさんは

「これ、クリントン大統領からのお礼の手紙。」

アメリカの歴代大統領に自作折り紙を送って、お礼のお手紙をもらっていた!(笑)

結局、おじいさんの自慢だった。
さらにおじいさんの話は続く。次に出たのは衝撃的な内容。

「さっきから、そこの公衆電話が鳴ってるでしょう?あれ、私のせい。」

ん…??

「実はね、私、マゼラン星の王子なんだよ。それで、マゼラン星からの電波(?)をあの公衆電話が受信してるの」


エエェエエエエエ〜〜〜〜!!!!!
おじいさんなのに、王子カヨッ!しかも、地球人じゃない!!(笑)

正直、笑いたかった。しかし本人は真剣だから笑えなかった。

そして、次におじいさんが見せてくれたのは電卓。その電卓は、おじいさんが触ってもいないのに、何かピコピコと数字がたくさん現れては消えを繰り返していた。
その電卓も、マゼラン星と通信している通信手段なのだとおじいさんは言った。

その後、おじいさんは

「私ね、折り紙の助手を捜してるの」

友達に助手にならないかと聞く。
結局ナンパカヨ!!(笑)

友達が断るとおじいさんはちょっと残念そうな顔をし、「今日は君たちと会えてとても楽しかったよ。もっといいものをあげたいんだけど、今日は手持ちがないから」

と言われつつ渡されたのは

折り紙で折った指輪

それと同時に、バッグからノートを出しながら「今度もっといいやつを送ってあげるから、名前と住所書いて」と言われた。

え??本物の指輪!?とも思いつつ、まさか住所は書けないだろうと思っていると…

友達が書き始めた。
そこで私も書いてしまった。(よゐこの皆さん、知らない人に住所、名前を教えたらイケマセン)
しかし、ノートを見たら何百人という人の住所と名前がすでに連なっていた。

そんな出来事を忘れた頃、マゼラン星の王子から一通の手紙を受け取った。
封を開けると

「金」の折り紙で折った指輪が出て来た!(笑)
それと一緒に、プリントの手紙が出て来た。

「私は宗教とは無関係です」云々
笑!!!

後日、取り合えず、Yちゃんに指輪を自慢しながら見せた。(笑)
場所は、バー○ーズヨコハマ。雑貨売り場で、話をしながら指輪を見せびらかしていると、店員さんに呼びかけられた。

「素敵な指輪ですね!?どちらで購入されたんですか!?」

恐るべし、マゼラン星の王子。
今でも元気に町で若者に声をかけているんでしょうか?もしマゼラン星の王子を知っている人がいたら是非ご連絡ください。

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コメント

そろそろ王子、マゼラン星の王様になってそうな気が
する…(笑)

ハライテ〜!!!!
会った当時ですでに王様って年齢だったもんなぁ。(笑)

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