●行ってきました、From The Jam
会場は、ダウンタウンのムーア・シアター。30分程前に現地到着すると、人影まばら。普通だったら、もうすでに人が集まっていても不思議はないよな〜!?
やはり…
ウェラー御大のいないThe Jamじゃダメなのか…?
この会場は1907年頃建てられた古めかしいホール。大きさはだいたい武蔵野公会堂程度のサイズです。コヂンマリとしています。そんな会場内でも、1/5程度しか席が埋まっていません。
まずは、ゲストの元ストラングラーズのヒュー・コーンウェルさんによる演奏。
ストラングラーズ、知らないな…
ヒュー・コーンウェルさん、知らないな…ゴメンよ、ヒューさん。
私たちの前後8列程はガランと誰もいません。そんな時、突然知らないお兄さんが現れて私の真横に座りました。
座席指定なので私の横の席のチケットだったら不思議はないのですが、始終落ち着きない様子。…私をプスリと刺しにでも来たか…?とハラハラしてると
「あー、From The Jamってのは、In The Cityを歌ってたThe Jamと関係あるのかな?」
ズコーッ!そういう質問をするあなたが、何故ここにいる!?(笑)
さらにその直後、真横から聞こえてきたのは
ゲーップッ!あ、失礼ッ!ゲプッ…
あ”ー!ダメダメ、私はそういうのに一番弱いんだからっ!笑いが抑えられない!(笑)一生懸命、お兄さんがゲップではなく嘔吐したと思うようにしていたら、本気で気分が悪くなってしまいました。(アホですが、その位笑いを抑えるのに必死でした)
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そんなこんなで、まばらな会場も、ヒュー・コーンウェルさんの終演とともに観客がわらわら集まってきました。
おぉ、ウェラーなしでもファンはちゃんと来るもんだ!
しかも「おじさん」ばかりです。おじさんファン、いすぎ!ジャムおじさんか〜!(笑)そんな頃、私も席から立って、空いていたステージのど真ん中、真ん前へ移動。
こういう所、自由で良いですな。座席指定でも、そこにいなくて良いのです。しかも、撮影もオッケーです。
待ちに待ったFrom The Jam、ハジマッター!
小柄な体つきのベーシスト、ブルース・フォクストン氏は、御年52才にして演奏しながらも素早い動きでジャンプしまくり。
ただただ、その軽妙な動きに脱帽。
多分、世界で一番軽快な52才。
そんな彼の様子に敬意を表して、演奏中、私も飛びまくり。途中、トイレに行きたくなっても我慢してジャンプ。盲腸周辺がイタタでも気合いでジャンプ。そんな様子を、目の前にいたブルース氏は、生温かい視線で私を見守りながら演奏してくれました。(笑)
ウェラーを含めた若い頃の彼らをもちろん見てみたかったけど、でも、これはこれでいいぞ!?正直、ウェラーがいないなら…と思っていたけど、ふらぽちゃんの一言で行く事を決めて良かった。ふらぽちゃん、ありがとう!
アンコールでは観客のおじさん連中が、映画「さらば青春の光」でおなじみのフレーズ"we are the mods, we are the mods" コール。(笑)きっと、おじさん達も若かりし頃の、モッズ・キッズだった頃を思い出しているのかもしれません。
その後、Town Called Maliceを演奏して終演。
いやぁ〜、楽しかった。思わず周りのおじさん達と一緒に合唱してしまった。なんだろう、この微妙で不思議な一体感。(笑)
名残惜しく会場を後にすると、まだ余韻に浸るおじさんグループ。
しかも、This is the Modern Worldを路上で合唱してる…(笑)
スーさんが「新しいボーカルの人、なかなか良かったですよね!?」と声をかけると
「だね!ウェラーなんかイラネーヨ!」
…!!
さらに、私のジャケットの缶バッジをチェックして「ターゲットか。ウェラー缶バッジはねぇな。良し!」
去って行きました。どんだけウェラー嫌いなんだ!?
The Jamファンからそんなに嫌われてるとは知らなかった。
おじさん達はこの夜、多分20代の頃の自分にかえっていたのでしょう。そんなおじさん観客に肩を組まれながら盛り上がったり、演奏中におじさん達の記念撮影をしてあげたのも良い思い出となりました。(笑)
From The Jam、アリガトウ!
※元ストラングラーズのヒュー・コーンウェルさんについて
彼は、元ストラングラーズの頃の曲と、ソロになってからの曲を演奏していたそうです。私は、ひたすらFrom The Jamを楽しみにしていたので、正直ちゃんと聞いていませんでした…本当に申し訳ないです。
彼は、もっのすごく気さくなおじさんでした。彼の目の前でダンスしているおじさんが途中でトイレに立ったのですが、戻った時に普通に「おかえり〜」と声をかけていました。
席を移動してもイイヨと言ったのもヒューさんです。
「今日はスタンド席じゃなくてシートだけど、そんな座席に着席してなくても良いんですよ〜!ステージ前に移動しても良いし、席を立って、皆で総立ち大会やりましょう!」
…当初は数名だけ移動して、他は席を立つ人がいなかったのがカワイソウでしたが…
検索したら、彼は若かりし頃、スウェーデンで生化学を研究していたとか、イギリスのミュージシャンでは珍しく地主階級出身だとか。そんな風に全く見えなかったのがスゴいです。人は本当に見た目じゃないんだと再認識。
現在はソロで活動しているそうで、ホールの売店では彼のソロ・アルバムを3種類、彼自ら販売していました。なんて面白いおじさんなんだ!話しかければ良かった…。
昨晩の画像はこちら→Flickrへ
コメント
熱い夜を過ごしたようですね。
歳を重ねてもいつまでも舞台の上では若いまま。きっと普段も格好いいおじさんなんだろうな。そういうふうに歳を重ねていきたいです。
ロックバンドでドラムして筋肉痛(笑)になっている私には難しいかもしれません。
Posted by: チィ | 2008年02月02日 21:43
おお!見に行ったんだ!!
しかもなんだかとてもいいライヴだったみたいでよかったよかった(笑)
ポール嫌いおじさん達は、本当は嫌いじゃないんだよ。
好きすぎて、可愛さ余って憎さ5万倍位なんだと思うよ~(笑)
きっと、ポール兄貴がジャム再結成とかでライヴやったら、号泣して鼻水
垂らしながら大合唱するんだよw
ストラングラーズ、去年のサマソニに来てたなぁ。
見てないんだけど、ジャン・ジャック・バーネルのベースプレイを
是非見たかった・・とサマソニ特番をTVで見て思いました。
ジャンは日本語が上手いんだよ。空手やってるからw
私も来週、今年初のライヴだす。楽しみだ。
Posted by: ふらぽっぽ | 2008年02月02日 22:39
>チィチィ
熱い夜だったよ〜!(笑)
もう、周囲のおじさん達の汗にまみれちゃったよ…(困)
ベースのおじさんは、本当に笑いが出ちゃう程、身軽に
動いててさ。もしディナーに誘われたら絶対行く!と
思ったね。(笑)
ロックバンドって、もしやゲーム?
>ふらぽちゃん
いやぁ〜、君には感謝!
正直、興奮してて、新しいボーカルの人の声は全く
聞こえなかったんだけど(オイ!)でも、ブルースの
ベースは良かったね。
リッケンバッカーを使ってる所が見たかったけど。
んも〜、ふらぽちゃんの言う通りかも!
思わず引用させて頂いたよ。(笑)
ストラングラーズ、私全く知らないんだよね。
ちょっとお勉強してから行けば良かったよ。
帰ってからお勉強したんだけど、そのジャンって
仏人さんは、三島とかが好きらしいね?
日本通?
今年初のライブか〜!楽しみだね!
Posted by: みぎぃ | 2008年02月03日 00:35