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2005年05月25日

●4日目 - ロンドン

dm.jpgもういい加減、私を好きな所に行かせてくれ!と爆発し、ロンドン最後の4日目にやっと一人で好きな所に行ってきました。正直一日じゃ全然足りないんだよ…。と思ったら、2時に待ち合わせしようという事で、正味半日もないのでありました。ションボリ。

男二人はウキウキとレスタースクエアにスターウォーズを観に行った。オイオイ、わざわざロンドン来たのにアメリカ映画見るなんて!と、二人を横目に出かけたのであります。まず、最寄りの駅を間違えて到達できなかったデザインミュージアム。

ちゃんと今回はデザインミュージアムに到着。が、しかし!改装中で、オープンしてるのは1フロア分しかないと言われ、土曜日に戻るよう諭される。しかしもう明日ロンドンから出るんです…。ショック。1フロアでもいいので1フロア分として4ポンド(通常は6ポンド)の入場料を払い入館。

spital.jpgやっっぱり1フロアじゃモノ足りないよなぁ…と思いつつ次の目的地へそそくさと出発したのであります。リバプールストリート駅からスピタルフィールズマーケット、そしてブリックレーンの裏側の方に行ってみる。

本当に時間がない。さっさと中心部に戻り、リバティーで母上の土産物を購入し、コベントガーデンのThe Tea Houseでお茶を買う。服だって靴だってまだ買ってない。しかし時間はせまる。Tシャツを見てる時、時間切れとなって相棒達の待つ大英博物館へ…。

正直、男ばかりの旅行に女一人ってのは辛いもんがありまっす。女の子同士だったらやっぱりショッピングだけど、男二人を連れてかわいい雑貨屋や洋服屋なんて行けないです。もし行っても、外で待ってるとか言われて買い物楽しめないし。無念なり。

この時、私は飲まず喰わずでひたすら歩いていたため、博物館よりもまずお昼ご飯が必要でした。大英博物館近くのいかにもなレストランでシーフードフライを注文。
さらにお互い疲れていたので一旦ホテルに戻って休みました。

saatchi.jpgこの夜、再びベンジーと会う。ロンドン最後なのでどうしても行きたかったサーチ美術館に男達を連れて行きました。ここは夜8時までオープンというありがたい美術館なのです。この時はThe Triumph of Paintingという事で、油絵中心の展示でした。廊下を歩いていると、ケースの中にとある写真集の開かれた一ページが見えました。何やら血なまぐさい光景。思わず目を覆ったが、処刑の写真が掲載されていた。そんな写真を見た後、とある一室にたどり着いた。

部屋の前には警備するかのように係員が立ち、入り口の横には注意書きが書いてある。
通路から身を乗り出さない、髪の毛などを落とさない、一人づつ入る…等など。

先ほどみた写真集を思い出し、もしかしたら何かものすごい展示(処刑系、血液系)がこの部屋にはあるのではないかと心臓バクバク。

私の番になり、固唾をのんで部屋の入り口へ来てみると…

ううわあああああああ〜なんじゃこりゃぁ〜!!!!!!!

なんて説明したらいいのか、実際見ないとすごさが分からない所がもどかしい。とにかく血液系やら処刑系ではなく、部屋がすごい事になってる。まるで床に鏡が一面置かれたような感じとでもいうのか、天井、窓の景色、壁が上下対象に広がる不思議な空間。なんのこっちゃ。一人だけ歩ける歩道から、そっと顔をちょこっと出して眼下を見てみる。その瞬間、係員が「そっと息を吹きかけてみて」
なんのこっちゃ?? 息を吹きかけるぅ〜?? しかし素直に「ふぅ〜」とやってみると、下に映っている天井やら壁が揺れる。こ、こ、これは油だぁ!

床に油が一面張ってあったのでありました…。通路から顔を出すと、丁度自分の胸の辺りの高さに油が張ってあるのですが、係の人に聞くと、油は数センチの高さ程度しか張ってないという事です。これには相棒もケイシーもベンジーもビックリ。この為だけに来たと行っても満足だよねと言いつつ、後にしました。

そして、この日の夕飯はピカデリー近くのマレーシア料理のレストランでガドガドを食べました。

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