●バノフィー・パイ
今日は、バノフィー・パイを作る実験です
バノフィー・パイというのはイギリスでよくあるケーキで、ダイジェスティブクッキーを砕いて作った生地にタフィーとスライス・バナナと生クリームをのせたケーキです。
このケーキの何が実験かって、タフィーを缶入りコンデンス・ミルクで作るんです。某所のミルク・ジャムの話題で缶入りコンデンス・ミルクを缶ごと煮詰めると出来る…と書いてあったので、知っている人は知っているかもしれません。
ミルクジャム自体は日本でもフォション等のものが購入できるし、シアトルでは、何故かアルゼンチン製のドルチェ・デ・レーチェ(ミルク・ジャム)をよく見かけます。早い話、それを買ってこのケーキに使えばいいんじゃないか?
イヤしかしちょっと待って欲しい。どのバノフィー・パイのレシピを見ても大抵がコンデンス・ミルクの缶を茹でて作れと書いてある。ちょっとキケンな香り漂う「缶をそのまま茹でる」…これは試す他ないでしょう。
さて、缶ごと茹で始めてから4時間経過。(上の画像は茹で始め。まだラベルがついています。茹でてしばらくしたら、クタクタになったラベルが鍋で踊っていました)茹で始めた頃は明るかったのに、外はもう真っ暗。缶が冷めて来たので開けたいけど…爆発するかも!?と、怖々開封…
ぬぉっ!!
本当に茶色に輝くタフィーになった!!
ビックリ。普通に美味しい。
ここまで出来たら後は簡単。ダイジェスティブ・クッキーを砕いてバターと混ぜてパイ型に成型したもの(自分は出来合いを使用…笑)にタフィーを広げて、薄くスライスしたバナナを隙間なく埋めて行きます。そして最後に生クリームで覆います。そこに削ったチョコを飾りにかけても良いです。
焼かないし簡単にできるケーキですが、とにかくタフィーを作るのに時間がかかるわ、電気代もかかるわのバノフィー・パイ。しかしミルクジャム好き、バナナ好きは是非お試し下さい!
今回参考にしたバノフィー・パイのレシピはこちら→waitrose.com
※追記:缶のコンデンスミルクを2時間茹でるとトロトロのミルクジャム状態になり、4時間茹でると、上記のような状態になるようです。茹でる際は必ず火のそばにいて、気をつけて茹でて下さい。私が今回使用したコンデンスミルクはBordenのものです。
コメント
ミルクジャム自作は、一度試してみたかったのです。でも、鍋がダメになりそうで(牛乳+生クリーム+砂糖で数時間煮るなんて!)勇気が出ませんでした。
この方法なら簡単だ!しかもダメになるとしてもコンデンスミルク一缶だ!
是非試してみようと思います~
フォションのを買うのとどっちがコスト的にいいかはともかく、こういう実験は大好き!!
Posted by: まあ | 2006年12月29日 02:35
まあさん
まあさんは、本格的なミルクジャムを自作しようとしていたんですね!
…私だったら黒い煙りを出して終了しそうな予感…(笑)
この方法は本当に楽ですよ。缶がつかる程度の量の水で茹でて、
蒸発したら継ぎ足し。たまに覗いて面倒みるだけです。
出来上がりは、うーん、コンデンスミルクの質によったり火加減による
のか分からないけど、ゼラチン質なみにぷるんぷるんとした質感を
していました。
さすがにフォションのは美味しいでしょうが、缶入りコンデンスミルクが
こんななるのか〜!という驚きを加味して、試す価値ありデス。
Posted by: みぎぃ | 2006年12月29日 14:15