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2007年05月08日

●飛脚はすごい

wakachan.jpg スポケーンまでの道中、頻繁に大型トラックを見かけました。そこで、話が

飛脚

の話題になりました。(←画像は文鳥一家の長女わかちゃん)

私:その昔、日本には飛脚ってのがいたよ。直訳するとFlying Legsだよ。
ス:ヘルメス?
私:ヒキャクだよ。今みたいに車のない時代、走って手紙とかを江戸から京都まで届けたりしたんだよ。
ス:たった一人で?
私:そうなんだよ、たった一人でひたすら走って、山の中も走って届けた頑張り屋なんだよ。
ス:へぇ、リレーにすれば楽なのに。馬は使わなかったの?荷物は届けなかったの?
私:馬はね、ダメだったんだよ…ごにょごにょ…。手紙と軽くて小さいもの程度じゃないかな。
ス:郵便屋さん?メッセンジャー?
私:(あ、そうか!)つまり、うん、そうだね…

…ダメダこりゃ。(笑)
飛脚についてちょっと調べてみました。


ー飛脚とはー

・江戸時代、郵便や電話の役目をしていた。
・幕府は各宿場に飛脚を置いて、手紙や荷物をリレーしながら目的地に届けた。その場合、江戸ー京都間492kmを3〜4日程度で走破。
・飛脚は、手紙の他、幕府の公用文書を入れた御用箱も輸送した。それを担ったのは幕府公用の継飛脚。その他、大名の為の大名飛脚、民間の町飛脚がいた。
・江戸からの飛脚制度は明治になっても続いた。
・明治4年(1871年)郵便制度が官営になり、翌年、飛脚業者は陸運元会社を設立。

また、鎌倉時代には馬を使用した早馬(騎馬飛脚)や、室町時代にはやはり馬を使用した伝馬制度、江戸時代に入っても馬を使った飛脚がいたそうです。そして、出発地点から目的地まで通しで運ぶ通飛脚というのもいたそうで、飛脚にも様々な形態があった事が分かりました。

飛脚の画像(竹に挟んである手紙が落ちちゃったらどうするんだろう?)

江戸時代まで、日本人はナンバという歩き方をしていたそうです。右手と右足がセット、左手と左足がセットで交互に繰り出す歩き方です。走り方もそのナンバ走りという走法で、これは体力を消耗しにくい人体の理にかなった走り方だそうです。飛脚が実際ナンバ走りをしていたか文書が残っているわけではないので分からないそうですが、その飛脚の画像や版画等ではナンバ走りをする飛脚の姿が残されています。

しかし、古代から世界各国で飛脚って職業はあったんだ…。古代ローマでは、飛脚に雪をローマまで運ばせ、フルーツジュースで味つけて食べていたそうです。

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コメント

ナンバ走りを練習してみました。
あたまがこんがらがりました。でも、疲れないのは良いことです。
そういえば、着物だとナンバ歩き?の方が、体がよじれないから着崩れにくそうですなぁ。いやぁ、ためになります!

ローマ風、雪のフルーツジュースがけがなんだか恋しい、今日も暑くなりそうです。

へーーーーーー!!
今後、時代劇みて飛脚がいたらちゃんとナンバ走りをしているかチェックしてみます!
たまに水戸黄門なんかで飛脚がエキストラでチラリと写ってたりするので。ムフフ。

こんにちは!
佐○急便は、みんな体育祭のスター(リレーでアンカー走ってそうな)みたいな人ばかりですものねん。
ただ わたしの会社の担当の方は、あんまりスピーディーじゃないの・・・(笑)みためは、サッカー選手っぽい(J2にいそう)んだけどなー。。。(私、きびしぃ?笑)

まあさん

まあさん、素敵です〜
現代のナンバ走り提唱者?甲野善紀氏の番組を見た時は
非常に感心しました。書籍等も出版しているようなので、
興味があったら是非!
おぉ、成る程なぁ、着物だとやっぱり着崩れしにくいんですね。
勉強になりますね〜。
まだ環境も奇麗な頃なので、雪をそのまま食べる発想ができるん
ですよね。アルプスの雪だと思うので素敵だなぁと思いました。

なおこさん

アハハ!時代劇でもちゃんとナンバ走りしてるかな?
私も確認したいよぅ〜。
これから時代劇を見る時は、飛脚に注目してしまいますね!?(笑)

うさこさん

こんにちわ!
そういや佐○の人はいつも走ってますよね!さすが、
飛脚マークだけある。
サッカー選手と言えば、うさこさんにクリティカルヒット…
ではないですか!?いや、選手じゃないからダメかな?(笑)
しかし、鈍い佐○さんは確かに…!(笑)

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