●下町探検、三ノ輪編
ディープな下町探検をしてきました。その下町とは、祖父母が住んでいた三ノ輪。
まず、日比谷線三ノ輪駅で下車。地上に出ると、すぐ日光街道と明治通りの十字路。それを右に曲がって、狭い路地を通り抜けてジョイフル三ノ輪という商店街へ。
下町っぽい生活感溢れる店先が並びます。しかし、残念な事にシャッターが閉まっているお店が多いです。お兄ちゃんが兜をせがんで買ってもらったお店もないし、従妹と私が、初めてマニキュア(子供用)を買ったお店もないし、お年玉をもらうとすっ飛んで行ったおもちゃ屋も、今はありません…。
でも、そんななかでも昔と変わらず残っているお店はあります。まず「とりふじ」というお惣菜屋さん(1,2)。店先には様々なお惣菜。揚げ物多し。アジフライ、コロッケ、手羽先、焼き鳥、あゆの塩焼き…。腰の曲がったおばあちゃんも元気に働いています。
子供の頃、ここを通る度にお惣菜を買ってみたかったんだよなぁ〜
というわけで、夢を叶えました。メンチカツ、買い占め!とはいっても、4つですが。(笑)
さて、時間はお昼。思いっきり空腹状態で砂場というおそば屋さんでそばを楽しもうと思った為、飲まず食わずで家を出ました。腹ぺこ…。
砂場は、実はアメリカに行く数年前に、イギリス人の友達を連れて行った事があります。平日で、店内は私たちだけ。すると、店主のおじさん(長岡さん)がやってきました。
「どちらの国の人?」から始まって、外国の話で盛り上がりました。その調子で、調理場まで見せてくれるおじさん。江戸時代?から継ぎ足し継ぎ足しでやっているつゆの入ったかめや作業場を拝見。貴重な体験をさせていただきました。
今回は、店内混み混み。週末祝日は、サービスで天ぷらのエビがいつもより大きいらしい!(笑)もちろん天ぷらそばを注文。ウチのおばあちゃんが出前を取る場合は必ずココだったので、私にとっては懐かしい味です。しかし、その砂場が有名店だとはつい最近まで知りませんでした。(砂場のなぞのショーケース)
その後、砂場の間を入って、おばあちゃん家方面へ。
途中にあった駄菓子屋は残念ながら廃業。おばあちゃんからお小遣いをもらっては、あそこで従妹とお買い物を楽しんでいたんだよな〜。
時代とともに町が変わるのは当たり前だけど、それが活性化されず、商店街の中であっても廃業したらそのままの状態はちょっと寂しいなぁ。でも、昔ながらの下町の空気は健在!
続く!
※注:今日の文中リンクは、すべてFlickrの私の画像にジャンプします。