2009年10月14日

●ワシントン州のチビチビうさぎ

昨日、マダムからこんなニュース記事が送られてきました。

「ワシントン州の珍しいうさぎがオレゴン動物園で生まれました」
http://www.komonews.com/news/local/64060732.html

一枚目の写真の顔に悶死!(上のリンクが切れていたらココをクリック)

この可愛いうさぎは、ピグミーラビットというワシントン州固有のうさぎだそうです。いや、正確には、コロンビア・ベイスン(コロンビア川流域)のワシントン州+コロンビア川台地+グレート・ベイスンと呼ばれるネバダ州を含む盆地等に生息しているそうですが、現在、絶滅寸前の種なんだそうです。

1990年、ワシントン州はピグミーラビットを絶滅のおそれのある種に指定し、1993年、そのレベルが改定されて絶滅危惧種(IUCNのリスト第四位)のリスト入りになってしまったそうな。

現在は、ワシントン州立大学とオレゴン動物園、ノースウエスト・トレック・ワイルドライフ・パークが共同で繁殖プログラムを行っているそうです。オレゴン動物園では、ワシントン州の野生動物保護の政府機関(WDFW)からの依頼により2000年から繁殖を開始しているそうですが

なぜココにシアトルのウッドランドパーク動物園が呼ばれなかったんでしょう…!?

さて、このピグミーラビットは、北米唯一の巣穴を掘って生活するうさぎであるとともに、かつ北米一小さい種のうさぎだそうです。ワシントン州ではローム質土壌が彼らの巣穴に適し、低木のセージを主な餌とし、セージとピグミーラビットは切っても切れない間柄だそうです。

セージの低木、そしてコロンビア川流域という事で、私もだいたいどこら辺が彼らの生息地か分かりましたぞ。このような感じの所↓

141009.jpg

これは、以前スポケーンに行った時、途中で撮ったコロンビア川の写真です(ワシントン州ほぼ中央から東部)。周囲は西部劇に出て来るような延々広大に広がる荒野。そして、セージの低木がポコポコとあちこちに生育していました。

このかわいいピグミー・ラビットが絶滅しませんように。