2011年05月01日

●B-29の見学、続き

続き

知り合いのデールおじちゃんが参加しているプロジェクトのB-29は、元々カリフォルニアにある「飛行機の墓場」にあった機体だそうです。三機の中から一番状態の良い物を選んで、まずはデンバーに移動して修理、その後シアトルに来たそうです。機体は未だに米軍所属だとの事です。

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一目見た感想は…
教科書で見て思っていたよりも大きい、です。爆弾を投下している最中の画像を見るだけでもゾッとしていましたが、実際にこんな大きな飛行機が集団で飛来していたと思うと、さらにゾッとしました。

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さて、丁度私が座った席は、コマンダー席。マイクのついた操縦桿、計器類、左横のパネルには酸素の器材、そして窓枠には結露防止の為のシリカの入ったチューブが張り巡らされています。

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コマンダー席の計器パネルについているプレートにはスーパーフォートレスと入っています。ボーイング社製ですが、100%シアトルで製造されたものではなく、全米各地でパーツごとに製造されていたらしい?

機内前方には、爆撃手席(機体一番先頭)、左にコマンダー席、右に副操縦席、副操縦席の後ろに機関士席、機関士席の後ろに無線通信士席があります。前方では合計6人がそれぞれの持ち場についていたとの事。

先頭部分から機体中部へ向かうトンネルがこれです↓

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かなり狭い!ここを這って移動します。

トンネルの上部にはこんなものが。星で飛行機の位置を確認する為のもの↓

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デールさんからは、ものすごく細かく色々な事を教えて頂きました。ここに全て書くのは大変なので、Flickrに画像を張りつつ説明をつけています。興味があったら是非Flickrの方へ飛んで下さい↓
http://www.flickr.com/photos/migi328/tags/b29/

修復活動はまだまだ続くそうで、不完全な部分はボランティアの人がそれぞれオリジナルのパーツを探したり、一から作り直したりして修復しているそうです。まだまだ修復作業の道のりは遠く、そして修復作業が完了したとして、その後の展示場所も未だにどこが受け入れてくれるかも決まっていないとの事です。

今回実際に見学して、細部に様々な工夫がこらされ、当時の最新機能を搭載した洗練された機体だったという事がよく分かりました。操縦席に座らせてもらったり照準器の合わせ方を教えてもらったり、かなり貴重な体験となりました。

歴史的な戦闘機ですし、有志の人がかなりの年月をかけて修理+修復及び保管しようとしている事は、後世の人間にとっても重要な事なのではないかとも思います。