2008年11月30日

●社長のサンクス・リビング・デー

301108.jpg去年の今ごろは、まさか社長が元気な姿で今日を迎える事ができるとは思っていませんでした。

去年の11月30日、社長に斜頸の症状が現れ、耳掃除をすれば治るなんて言うマダムと「獣医に連れて行く行かない」で喧嘩した日です。

結局獣医さんでは、最初はEz症を疑われ、その薬を二週間程投与しても効かず、その後やっとレントゲン撮影して内耳炎からくる斜頸と判明。

遠回りしましたが、二ヶ月かけて完治しました。

その間、先生からは肺に液体が溜まってる、心臓が肥大している、内耳の軟骨?が変形している、このままだと危険かもしれません等と言われ、私は大いに泪目。

社長とのお別れを真剣に考え、自分の中で整理もつけました。
うす暗いクリスマスも過ごしました。T_T

この一年、なぜ内耳炎になったのか獣医さんも分からなかった原因を自分なりに考えていました。そして、思ったのは…

社長が斜頸になる直前に酷かった私のアレルギー症状。

最初は風邪だと思って1ヶ月ほど安静にしていましたが、治る所か悪化の一途をたどり、しまいには呼吸困難に陥る程肺がヒーヒー言いだして大変な思いをしました。

中でも一番悪化したのは痰。喘息の人が四つん這いになって痰を軽減する方法を試したりしたけど、結局盛大なくしゃみをすると一時的に解消する事に気が付き、こよりをつくって無理矢理くしゃみをしたり(笑)騒音の権化と化していました。

社長の世話は最低限しかできなかったし、前述のようにかなり騒々しかった事…
恐らく、これが社長に多大なストレスを与えていたのではないか!?そんな風に思っています。

社長が元気でいる為には、まず我々が健康でいなければいけないんだ!
多分。

2008年11月29日

●パン焼き機でもち

昨日は、年最大セール日のブラック・フライデーでした。クリスマス前の大きなセールで、人々は前日からお店に並んでオープンを待つそうです。一方、ウチではブラック・フライデー=家から一歩も出ない日でもあります。

そんな昨日のニュース:ウォルマートではオープンと同時に殺到した群衆に踏みつぶされて店員が死亡し、トイザラスでは客同士が撃ち合いして死亡。

この国では買い物も命がけなのです!

そんなわけで、昨日はその前の晩に買って来たカリフォルニア産もち米(スウィート・ライス)でもちを製造していました。

パン焼き機で。

もち米を炊飯器で炊いて(蒸さずに炊いた)、パン焼き機でこねる、これだけです。

もち製造機ではないので、延々こねくりまわした挙げ句発火…なんて事になったら困るので、怖くなって途中でやめてしまいました。その為、弱冠粒が残る仕上がり。でも、出来たものは「もち」です。

できたてホヤホヤを食べてみました。

('A`)

まぁ、もちなんだけど…もち米自体があまりうまくないというか…もち米そのものが持つ自然の甘さが少ないというか。これは蒸さずに炊いたせいか!?調べたら、もち米はアミノペクチンがなんたらかんたらで、蒸さないと美味しくないらしい。いや、もしかしたら日本のもち米とは厳密に違うせい?

そして、一昼夜たった今朝、そのもちをバター醤油で食べてみました。味を濃くしたら美味しかったです。次回作は蒸して作ってみます。

よーし、お供え餅もパン焼き機で作っちゃうぞ〜!

2008年11月27日

●歐林洞のパウンドケーキ

orindo.jpg今日は感謝祭です。
町は静まりかえっています。
日本の写真の整理をしていたら、美味しかったものを発見しました。

酉の市に行った日、夕方から母の友人親子であるケイコさんとナオミさんにお会いしました。そして、洋食のさくらいでごちそうになってしまいました。

(なんだか今回、どこへ行ってもごちそうになってしまいました。皆さん、その節は大変お世話になりました。)

そして、結局ケイコさんとナオミさんからはお土産まで頂いてしまいました。

ジャスミン茶と歐林洞の栗のパウンドケーキ

ジャスミン茶も美味しいのですが、歐林洞のパウンド・ケーキが!!!

「!」が三つも四つもついてもおかしくない程美味しいというか、どうせなら100個位「!」をつけたい気分というか…私の味の好みにクリティカル・ヒットというか。

歐林洞というのは鎌倉にあるお店で、以前うさぎのカフェがあったお隣さんに位置しています。素敵な洋風の建物だと思っていたら、実は昔美術館だった建物を改装したそうです。

店内は落ち着いた雰囲気で、近隣の?マダムがよくお茶をしている感じ。私は一度だけしか行った事がないのですが、正直、お店で食べたケーキとお茶の味は全く覚えていません。

しかし、この栗のパウンドケーキの美味しさと言ったら…
(私の場合、アメリカ帰りというのがもしかしたら最大の調味料になっているかもしれません。何を食べても感動状態?笑)

しっとりしていて、アーモンドプードルがたっぷり使われていて、栗はマロングラッセ加工?あれ?洋酒の味はしたっけかな…?ちょっと忘れちゃった。

とにかくシアトルでは食べられない味です。

そうそう、なぜアメリカのパンがパサパサしているかというと、コチラの人(白人?)は、唾液の分泌が良いそうです。それで、しっとりしたパンを作る必要がないとか、パサパサの方が逆に美味しいとか、そんなような事を小耳に挟みました。

特に、唾液の分泌の悪い私がスコーン(巨大三角形のアメリカンなスコーン)を食べたら窒息死しそうになった事さえあります。

ちなみに、耳の下、エラ?周辺をグリグリと刺激すると唾液が出るそうです。こちらのパンやスコーンを食べる前には十分そこを刺激してから食べたいと思います。今日は、これからピーカン・パイを食べますが…タルト生地なのでグリグリしなくて大丈夫でしょう!

2008年11月25日

●ロバ・ブーム

roba.jpg最近、なんだかとってもロバが気になるのです。
例えば、ブレーメンの音楽隊のイラストなんかを見ると気絶しそうになります。

おかげで日本滞在中は、わざわざロバのいる動物園を探して出かけたりしていました。

そして、ある日雑貨屋でかわいいロバのパッケージを見つけました。手に取ってみると、ロバのミルク(!!)で作った石けんでした。

ロバのミルクって!?エェー!?と思いきや、石けん好きの人の間では、有名な石けんのようです。

製造元のサイト(asinus.fr)を見てみると:

ロバのミルクは母乳に成分が近く、ビタミンA,E,必須脂肪酸など栄養豊富で乾燥肌にも最適。第一次大戦前のパリでは、上流階級の人が買う高価な飲み物であり、それが廃れると、人間の赤ちゃんにロバミルクを飲ませる人もいた(しかも、赤ちゃんがロバに直接吸い付いていた!?)etc...

謎過ぎてとても気になる、ロバのミルク。

私事ですが、実はお乳を飲まずに育ちました。母乳や粉ミルクから、果ては豆乳まで、色々試したけど頑固に乳類をボイコットし続けたそうです。

そんな我が両親が、ロバミルクの存在を知っていたら!
もしかしたら、赤子だった私、ロバになら吸い付いていたかもしれません。(笑)

さらにロバのミルクについて検索してみると、クレオパトラ、皇帝ネロの妻、フランスの王妃等が、ロバのミルクをお風呂に入れて入っていたそうです。

なぜだ、なぜそんなにもロバのミルクを皆で風呂に入れてたんだ…

シアトルに戻った今、このかわいいパッケージのロバミルク石けんを買うには、オンラインで直接買うしかなさそうです。asinus.frでは、石けんの他ロバミルクのボンボン(キャンディー)まで製造販売しています。

ボンボンも気になる…ゴクリ

asinus以外では、ロバミルクの製品でこんな素敵パッケージも

http://www.ane-charlevoix.com/cosmetics
(画像が拡大できませんが、ロバの顔が大人っぽい容器に何気にプリントされています。)

いやぁ〜、ロバがだんだん飼いたくなってくる不思議。(笑)
実際にロバミルク石けんを使った事がある方、是非感想をお聞かせ下さい。

2008年11月24日

●おとりさま

241108.jpg今年は三の酉まであるそうですね。
17日はニの酉。母と一緒に出かけてきました。

私は酉の市初めてですが、下町育ちの母は、子供の頃よく連れて行ってもらったそうです。ものすごく混雑するので、私にとってのおじいちゃん、母の父からは、よく「(靴が脱げないように)長靴履かないと連れて行かないぞ」と言われたそうです。

鴬谷経由で鷲神社へ向かったのですが、「鴬谷からは行った事ないのよね〜。あら〜こっちで良いのかしら?」なんて、母が迷子に。

そこで、母が前方から歩いてきた地元のおばあちゃんに声をかけました。すると「じゃぁ、近くまで連れて行ってあげましょう」

241108_2.jpg三人で歩いていると、おばあちゃんが近所の人とすれ違いました。
「あら、どこへ行って来たの?」
「おとりさまに行ってきたんです。」
「私は一の酉で行っちゃったわ。じゃぁ、ニューヨークで逢いましょう!」

…ニューヨーク!?…
近所の人と別れたおばあちゃんがこっちに向かって言いました。

「ニューヨークってね、お風呂の事よ。」

笑った!おばあちゃん、カッコ良すぎ。
そして、もうすでにおとりさまの近くに到着。いかにも下町なきっぷの良いおばあちゃんと別れました。

ワクワク。もうしばらく日本の祭りは体験していません。屋台が並んでいるのを見て興奮。やっぱりこういう感覚は日本ならではですね!!祭りの雰囲気にのまれてキョドっていたら、母から心配されました。もう、心ココにあらずの状態でした。(笑)

そして、怒濤のような熊手達にさらに圧倒されっぱなし。ニュースで見る光景まんまだ〜。一つ買いたかったけど、さすがに巨大熊手を手にアメリカへ帰ったら入国審査でドン引きされるでしょう。いや、成田ですでにドン引きか。

鷲神社と長國寺、両方にお参りを済ませ、その後、母の友人親子に会う為に上野へ出発しました。

241108_3.jpgあのお祭りの雰囲気を思い出すだけで、胸が小躍りします。やっぱり日本はいいなぁ〜。

ちなみに、母の友人も下町っ子ですが、母共々最近のおとりさまは活気がないと話していました。昔よりも人出が少ないようです。

日本の皆さん、日本のお祭りに出かけましょう!!
ハロウィーンとかやってる場合じゃないですよ、ホント。オマエが言うな?(笑)

2008年11月23日

●サンプルを食べてみた

そういえば!
例の入間航空祭で購入した50周年記念の「Iruma Air Bace(笑)」ワッペンを、マダムに渡しました。

フヒヒ。どんな顔するかな?

「あぁ〜これか〜。(苦笑)ブログで画像見たから知ってる。」

…なんだ、私のブログ見てたのか…

しかし、やはりマダムから言われた。
「日本、大丈夫?これ、自衛隊のなんでしょう?大丈夫?これ、相当恥ずかしいよね??」

グハッ!!イタタタタ…。笑い飛ばしてもらえなかった。(´・ω・`)ショボーン

さて、「うさフェスタ」でもらってきたペレット試食会を開きました。

ものは、ウーリー「シニアブルーム」、マルカン「プレミアム・ラビット・フード」、サンコー「ラビットプラス(メンテナンス&グロース)」です。

人間による見た目では、ウーリーのシニアブルームが激ウマに見えます。

さて、いつものお皿に4粒程それぞれ乗せて出してみました。

すごいがっつきぶりで、取りあえず手前のサンコーのメンテナンスから食べ始め、ウーリー、マルカン、ウーリーとさっさと食べています。そして、弱冠後に残り気味のサンコーのラビットプラス、グロースをなんとなくもやもやと食べて完食。

日本のものはうまいかい?社長?(笑)

ちなみに、ラビットプラスのグロースは若い子用です。なんとなくもやもや食べていたという事は、きっとあまり社長の口には合わなかったのかもしれません。社長もおじちゃんか。ちなみに、このグロースにはスピルリナが配合されているようです。

どのペレットもティモシー牧草がベースになっていました。そして、今時の日本のペレットはたんぽぽだとかハーブ類が入ってるんですね。特に、ウーリーのシニアブルームはたくさんハーブが入っていそうです。(紙を捨てちゃったので、原材料等がわからなくなった)

2008年11月20日

●日本はうまい

201108.jpg栄養補給が完了して、シアトルに戻ってきました。

2キロ増えて戻りました…
日本の食べ物は何もかも美味しすぎる!

壊れたメモリーカードは、画像を救出してもらっています。救出してもらってから、再びまだ書いてない日本の事を書こうと思います。

さてさて、今回は空港の税関でひっかかってしまいました。スーツケースを開けられて点検されて恥ずかしかったです。よっちゃんイカとか出てきちゃった…。

毎回そうですが、今回もしきりにカレーパウダー持ってるかと聞かれて、持ってないと嘘ついてしまいましたが、途中でカレーパウダーを持っている事に気がつきました。しかし、マダム用に完全植物性油脂のものなので、没収にはなりませんでした。

そして、没収されそうになったのは、うさフェスタでもらったウーリーさん等のペレット。

「これはなんですか?」
「うさぎ用のペレットです!」
「うさぎ飼ってるの?」
「はい!(と言いつつ、トートバッグにプリントした社長を見せる。笑)」
「大抵、ペットフードは持ち込めないんだよね〜」
「あ、でも肉エキスは入ってません!!」
「でもね〜。後で調べるから保留ね。所でコレはなに?」
「(ハッ…)…よっちゃんイカでございます…」

そして、係官がペレットを持って裏に調べに行きました。ドキドキ。せっかくもらってきたサンプル、没収されるんだろうか…。

すると、係官がニコニコと戻ってきました。
「うさぎのフードは大丈夫だったよ!」

思わず拍手して喜ぶ私。(笑)というわけで、空港から出るのにすごい時間がかかりました。

さて、心配の種だった社長ですが…

とても元気に迎えてくれました。そして、斜頸の後遺症で顔が弱冠傾いていたはずなのに、完全になくなっています。

なんだ!?何があったんだ!?

マダムも文鳥も元気です。マダム曰く、文鳥も社長も「まるで私がいなくなった事に気がつかない程」いつも通りだったそうです。(寂しいような、良いような…)