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2005年06月03日

●13日目 - ギルフォード

shindai.jpg6月2日の夜11時過ぎ、寝台車でロンドンへ戻りました。寝台車は生まれてこの方初体験。料金はレイルパス+£31を別料金で払います。相棒は、ケイシーの分も予約したのですが、ケイシーはお金ないからという事で一人寂しく椅子席へ…。

ウェイバリー駅へ着くと、すでに寝台車はプラットフォームへ入っていました。駅員さんにチケットを見せると、朝のお茶はコーヒーか紅茶かと聞かれます。もちろん紅茶!寝台車の中は狭くて楽しそう。小さい頃、押し入れに入って遊んだ事を思い出した。ベッドの上には歯磨き粉セットまで用意されていて、そのセットには口をゆすぐ水まで入っている。なんとも気が利いてるじゃありませんか。

取りあえず食堂車に飲み物を買いに行きました。相棒は、スコットランド最後だという事でスコッチを注文。販売のおじさんにどのスコッチがいいか聞いて買っていました。自分たちのベッドに戻って早速相棒が飲み始めた所、開口一番「うっわ〜!!」

味見をさせてもらうと、それは木の味でした。樽の味。う〜ん、スコッチ。よく分からないけど、きっと通はこういうのが好みに違いないと自分の中で納得する。

ずっと歩きっぱなしだったせいか、激しく揺れる車内でグーグー爆睡。気がつくと、列車はすでにロンドン・ユーストン駅に到着していました。そして紅茶もすでに用意されていました。紅茶を飲んでからゆっくり車外へ出ると、ケイシーが非常に疲れた表情ですでに私たちを待っていました。さすがに椅子席では眠れなかったようです。

magmalondon.jpg時間はまだ朝の7時。この日は午後、ギルフォードでショーが行われます。しかし、それまで時間があるので早朝からオープンしているインターネットカフェで時間を潰し、3人でコベントガーデンまで散歩。この時、私の好きなMagmaというマンチェスターのショップがこの近辺にもあるのを発見。そこでブルーノ・ムナーリの絵本を見つけたので購入しました。

お昼はトッテナム・コート・ロードのショップに勤めるベンジーを誘って、一緒にランチへ行きました。その場所は…相棒のたっての希望で再びあのピンクのインド料理店です!よっぽどあのレストランが気に入ったようです。本当なら毎日でも食べたい位だったそうです。(汗)

お昼も食べ、ベンジーと別れ再び車窓の人になりました。ウォータールー駅からギルフォードに向かって出発。本当に目まぐるしい旅です。朝エジンバラから到着したばかりなのに…。

ギルフォードはイングランド南部の学生街です。商店街の一角にある一軒のパブが今日の会場です。私たちが到着した頃にはパブの中はすでに学生で溢れかえっていました。イングランド南部の人にはちょっと警戒していたのですが、ここの学生達は皆フレンドリーでざっくばらんな人が多かったので安心しました。

star.jpgまず景気付けにサイダーのストロングボウを注文。とは言え、実は私はお酒が飲めないというか、体内で分解できない体質なのです。無理に飲むと顔が赤と白のまだらになります。見た感じ軽くヤバい人になります。イギリス来たらサイダーという事で、ちょっと無理してみました。

この日、私たちを見る為に、またしても一人だけ来てくれました。ロンドン近郊に住んでいるジェイソン君16歳。若かりし日のトム・クルーズといった風貌の少年でした。(ジェイソン君の顔を思い出すと同時に「デンジャーゾーン」が頭の中で流れる)他にもたくさん学生さんたちが会場にはいたのですが、私たちだけを見に来てくれたという人が1人でもいるのは心強かったです。

guildford.jpgしかし我ながらというか、いつもの事というか、自分的にはへぼへぼの演奏しか出来ず、凹みました。まぁ、私以外が頑張ってくれてるので(トホホ)、ジェイソン君も「いつもダルダルなバンドの演奏ばっかり見て来たけど、君たちは違う、良かった」と言ってくれたのがさらに私を凹ませる…。しかし、なんで私ベース弾いてるんだろう…。

ショーの後、すでに深夜でしたがとってもお腹がすいていたので食べ物ハントしに行きました。またしてもフィッシュ&チップスのお店を見つけ、フィッシュを注文したのです。しかしホテルに戻ってから食べると、油ギッシュで食べられたものではありません。あのボルトンで食べたフィッシュが神のようなウマさに感じました。

そういえば、この晩、ケイシーはまたしても泥酔気味。パブで思う存分飲んでしまったようです。目が座ってました。私がひたすらフィッシュ&チップスのお店行く!と言っていると、「俺も俺も」とフラフラ付いてきました。しかし、入店するとトルコ人の店主の娘がお手伝い中。漆黒の髪に漆黒の瞳が印象的な美しい子でした。その瞬間、何気なくケイシーを見てみると、充血して座った目をギラギラさせながら彼女に熱い視線を注いでる真っ最中!うっっ!違う生き物がいる…ハンターハンター!ハンターの目だ!
彼女もそれに気がついて思いっきりたじろぎ、困った表情を見せる。ごめんなさい。

ケイシー本人は自分のアヤシい目つきにまったく気がついてなかったのがなんとも不条理。しかし、このバンドで一番人気なのもケイシー。ケイシーは自他ともに認める色男?なので、ファンがたくさんいるのです。しかし…。
まぁ、これ以上はいいや。(笑)

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