blog_migimatronica

フリッカーの方で、コメントを頂いたのですが

根津の曙ハウス（←）が取り壊される（た？）そうです…

私と曙ハウスの出会いは学生時代。お茶の水にある大学に通っていたのですが、その頃よく友達が所属する部の鍋大会なんかに無理矢理参加していました。その日も食材を求めて友達と根津の「赤札堂」までお買い物。

時間が早いから散歩でもしようと裏道に入った瞬間、ふと懐かしい光景というか時空のゆがみみたいなものを感じて大騒ぎした私。

「コレが本当の日本だ〜！」

って、オイオイ…爺ちゃん婆ちゃんも下町に住んでいたわけだし下町の景色は見慣れているハズなのに、大喜びで裏道を歩いていると八百屋のおじさんから

「なんだよ一体、フランスからでもやって来たのかよ〜！宇宙人か！」

と苦笑いされた。
その時にそこの裏道で印象に残ったのが曙ハウス。後で調べたら金の星社の創始者が建てた建物だという事がわかった。築何十年なのかは分からないけど、本当に古い長屋で古色蒼然とした姿にとにかく圧倒された。

去年の9月、久しぶりに訪れた時も当たり前の様にそこに建っていて、今でもそうなんだからもうずっとこのままこの光景は変わらないものだと何故か思い込んでしまった。（もうすでに大分前から取り壊しの話はあったらしいけど）木造ちゅうのは仕方がないのかもしれないけど…古い時代の景色がまた一つなくなるかと思うと悲しい。

…シンミリ。

古いモノ、懐かしいモノというと、個人的に日本橋高島屋のガッシャンエレベーターを思いだします。古めかしくて豪華でキラキラしてて、他では見た事もないような二重扉になっていて、お姉さんがクルクルと操作する。コドモの頃、コレはエレベーターではなく何か特別な別の乗り物なんだと思っていました。コドモの頃からこのガッシャン（エレベーター）に乗るのが楽しみでしたが、大人になってもこのガッシャンに乗るだけの目的で用もないのに高島屋に行きました。（笑）

このエレベーターはなくなりませんように。