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2006年06月19日

●Father Tedよ、ありがとう

northernpound.jpgThe Shotsの演奏は会場が沸き立つぐらいかなりの大盛り上がりでした。この直後にフリーキー。これが一番やりづらい。そして知らないよそ者に、会場の人は冷たい…というか、息子達の演奏が終わったので帰る両親達。一人消え、二人消え…

それを打ち消すかの様にブロンウェンはいつも以上に熱唱。(泪)

スーさんと二人でひそひそと話す。皆The Shotsを観に来たんだよね。もし会場から人がいなくなっちゃったら演奏するの止めようよ…と。勇敢なブロンウェンに対してヘタレな我々であった。

フリーキーの演奏が終わり、私たちの番。会場にはまだちらほらと人影が残っている。渋々準備を開始。一応、シアトルからわざわざやって来たという事で、残ったThe Shotsの皆、キーランとその友達がステージの前にやってきてくれた。(ステージの前に来てくれるだけでも嬉しい)

自分達の曲を演奏してまだ数曲目なのに、スーさんが例のアイルランドが舞台のコメディーFather Tedでおなじみの「My Lovely Horse」を演奏しようと耳打ちしてくる。

エェ!?それって最後の隠し玉じゃなかったの!?(お笑い芸人カヨ!)
というわけで、My Lovely Horseを演奏する為に前置きを始めるスーさん。すると…

会場が一気に活気づいた!
※Father Tedは90年代に放送された人気コメディー。イギリスでも新しく知り合った人と何を話していいか分からない時にこの話を出せば取りあえず盛り上がる(った)。その劇中劇の歌がこのMy Lovely Horse。ちなみにこの歌自体はThe Divine Comedyによるものです。

そして演奏を始めたと思ったら、突然誰かがステージに上がって来た!
The Shotsのマネージャー?らしきリーアムおじさん(アンダーソン・クーパー似)が飛び入り参加。いきなりドラムを叩き始め、彼がMy Lovely Horseのドラムをやると言い出した。

My lovely Horseは会場に残ってた子皆も熱唱して大盛り上がり。(笑)

私たちの演奏が盛り上がったのはFather Tedのおかげだ。Father Ted、どうもありがとう。そして演奏後、何故か知らないけどThe Shotsのボーカルの子、ギターの子等が私たちのレコードを片手に「サイン頂戴」と差し出して来た。しかも、どさくさに紛れてアンダーソン・クーパー(リーアムおじさん)まで!(笑)

サイン!?私のサイン!?ちょっ、違うんじゃないの!?(謎)
私が彼らのサインもらうべき所じゃん…

しかしFather Tedの威力すごすぎ。というか、自分達の曲でこんなんだったらいいけど、人のふんどしで相撲とる私たちって一体。

The Shotsのメンバー全員、皆あどけない顔したかわいい子達でした。今度、一緒にアイルランドをツアーしようと声をかけてくれています。きっと彼らは私たちをコメディーバンドだと思っている事だと思います。

※画像は全然関係ないけど北アイルランドの£10紙幣です。

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