●グレイフライヤーズ・ボビー
昨晩、Netflixで借りた1961年ディズニー制作の「グレイフライヤーズ・ボビー」という映画を観ました。
グレイフライヤーズ・ボビーを一言でいうと、エジンバラの忠犬ハチ公。ボビーの生きていた時代は1850年代〜70年代。主人亡き後、自らが死ぬまで14年に渡って墓前に佇んでいた忠犬です。
このボビーのお話は絵本や映画等で若干の違いを見せています。
昨日見たディズニー映画では、飼い主のジョック(ジョン)・グレイさんが独り身の老人で羊飼い。一方、ボビーのサイトでは、飼い主は結婚して子供もいるジョック・グレイさん。さらに庭師をしていたが、エジンバラに来て職がないため警察に入った…等となっています。恐らく後者が正しいのかと思います。
どちらにしても、このジョックさんに懐いたボビーは、彼の死後もお墓を守り続けました。そして、毎日エジンバラ城がお昼を知らせる大砲をうつ時、ボビーはお墓を離れ、いきつけのレストランに向かいます。それはそこの主人から昼ご飯をもらうため。また墓守のおじさんからは夕ご飯をもらい、近所の子供達からも大切にされ16歳まで生きました。
結局、ボビーは最愛のジョックさんと二年しか一緒にいられなかったけれども、その後は多くの市民から愛され大切にされ、彼は幸せな犬生を過ごせただろうと思います。
ボビーはスカイ・テリアというグレーの長毛でちょっと胴長の犬種です。スカイ島というスコットランド西北に位置するちょっと大きめの島が出身地です。ビクトリア女王が愛した犬として有名になり、最盛期にはアメリカにも渡り、かなりの人気となって繁殖が繰り返されたようです。
しかし、Flickrのボビーの銅像の所にも書いたのですが、スカイテリア自体が絶滅の危機に瀕し、去年は30匹しか子犬が生まれなかったそうです。