●ノルウェーの憲法記念日
日曜日、昼寝をしているとマダムに叩き起こされました。
「赤い服着て!バラードに出かけるよ!」
…寝起きでちょっとよく意味が分からないのですが…ワールドカップの時に買った(笑)背中にイングランドと入った赤白シマシマシャツを着て出かけました。背中のENGLANDについてはマダムからダメだしされたので、背中を隠して。
バラードに到着すると、そこは人混み。マダムに聞くと、ノルウェー系の人によるパレードがあるとの事でした。(マダムは半分ノルウェー人)
っで、インフルエンザは…?
廻りを見渡してみると、どうもインフルエンザの心配をしているのはどうやら私だけのような気が。少なくとも手洗いできないのが気になったので、ドラッグストアへ除菌ジェルを買いに走りました。
すると、心配しているのが私だけではない事が判明。
棚の除菌ジェル、ほぼ売り切れ(笑)
通りへ戻ると、ノルウェーのナショナルカラーである赤いものを着ている人は全体の1%位しかいませんぞ?しかし、民族衣裳(ブーナッド)を着込んだ奥様、お嬢さん達はたくさんいました。やはりどの国もそうですが、民族衣裳は素敵ですね。
ブーナッドはそれぞれ皆色や柄が違うのですが、それは出身地方を現しているとの事でした。キルトのように一族によって違うのではなく、地方別で特別な色柄があるとか。
さて、パレードはシアトル及び近郊からやってきたノルウェー系の人々(+α?)。バイキングの船が出てきたと思いきや、ノルウェーと関係なさそうな古い消防車が続々とやってきたり、民族衣裳を着て踊りながらやってくる人、老人を乗せた老人ホームのバス(笑)、ノルウェーの馬?、なんだか分からない小グループ、沿道の人なんじゃないの?というような感じの普通の人、トラクター?に乗った巨大なおばちゃん、そしてサミ族の女性一人…
その時、電動車椅子に乗った老人が一人逆方向へ
パレードに関係ないおじいちゃんが普通に目の前を通り過ぎた(笑)このおじいちゃんのみならず、テレビで見るアメリカの大都市で行われるような豪華なパレードとはほど遠いネタ満載のパレードでした。
私たちがパレードを見ていた近くにあるノルウェー系の食材店では、店内の商品全て50%オフで売り出ししていました。店頭ではレフセ(ジャガイモのクレープみたいなもの)を使ったホットドッグを販売し、列ができていました。
で、この日が一体なんだったのかというと、5月17日はノルウェーの憲法記念日。ノルウェーでも年で一番大きな祝日だったそうです。
寝起き早々連れて行かれ、不思議なパレードを見て、なんだかある意味夢のような一日でした。