●エアオタ
ブルーズがショーへ旅立った後、ブルーズ公認土産物ショップに行ってみました。
Tシャツ、プラモ、模型、戦闘機グミ、子供用ブルーズコスチューム、ワッペン、マグカップ…
ありがちなものが並んでいました。その時!
ファットアルバートが帰還。しかも、操縦席のてっぺんからパイロットの一人が身を乗り出してこっちに向かって手を振っています(笑)
ファットアルバートは機体に星条旗がついているので、その星条旗、ありがちなサングラスをかけたパイロット、しかも飛行機から体出して…というシチュエーションがどうにも絵に描いたようで面白かったです。
ショップで買い物した後、出発する前と同じ金網の前にスタンバイ。マダム情報によると、どうやらブルーズのパイロットがこっちに出て来てサインをくれるらしい!大興奮です。
そして、ブルーズが戻って来た。ドキドキ。サイン会が始まりましたよ。すると、マダムがぽつりと
「あれだけのショーを見せてくれて、その上サインもせがむなんて、欲深すぎなんじゃないかな…?」
…え…なんで今になってそんな良い人みたいな事を…(笑)
しかし、その通りなのでなんとなく意気消沈。
周囲の人はとにかく我先にとサインをせがんでいます。まるでセール会場のようです。自分自身、そういう場が苦手な事もあり、なんとなく諦観でその様子を見ていると
「ちょっとどいて!」
手ではじかれて振り返ると、目の周囲パンダみたいに真っ黒(日焼け止めだったのかな?)の東南アジア系お兄さんが。謎のキャラクター付きビニール製リュックを背負って、手には紙袋とか何かでパンパンのビニール袋。異様だと思っていると、するすると人ごみに入ってサインをもらっていました。早いよ、入って行くのが妙に早い。
その後、再び歩いていた私を突き飛ばして次のパイロットさんのサインを求めていました。
さて、やっぱりどうしても一人はサインが欲しくなったわたくし(笑)一人だけもらうとしたら、やはり一号機パイロットさんだろう。というわけで行ってみますと
「どいてどいて!!」
今度は違うおじさんがやってきた。満員電車並みに隣の人とくっついてるにも関わらず私の顔を見ながら「ちょっとあんた、もうちょっとそっち行ってくれない?」え!?そんな隙間みじんもないよ…無視しました(笑)すると、自宅から持って来たらしき戦闘機ポスターを力技で前方にひらひら出したおじさん。パイロットさんから
「今行きますからね、待っててくださいね〜」
優しくたしなめられていました(笑)アメリカにもこういうエアオタってやっぱりいるんだ!と妙に感心。
そういえば、私の後ろからやって来てスルリと前に入り込んだアジア系のおばあちゃんは、サインしてもらうパンフレットを四枚も五枚も持っていまして、それを手にしたパイロットさんは全てにサインしてあげていました。おばあちゃん、それはさすがにグリーディーすぎやしないかい!?と思った次第です。限られた時間なので他の人がサインがもらえたはずですからの。
結論、アメリカにも色んな人がいますね。
何はともあれ、パイロットさん達、お疲れさまでした。
ブルーズの写真はflickrに貼ってあります。
http://www.flickr.com/photos/migi328/