●これはバラ・ブリスなのか?
とうとう、ウェールズのパンだかケーキであるバラ・ブリスを作りましたぞ。
材料の一つであるサルタナ・レーズンの入手には難航しましたが、無事に発見して材料が揃いました。(どんなレーズンかと思いきや、トルコ産のレーズンだったんですね。わざわざレーズン大国のアメリカにいながら、それを入手しなくても良いのではないかと思いましたが、せっかくのスルタンなレーズンなので入手)
手順は
レーズンやカラント、ミックス・ピール等のドライフルーツを、濃くだした紅茶に一晩漬ける。
小麦粉(セルフライジング・フラワー)に細かくしたバターを入れ、バターを潰しながら指で湛然に混ぜる。
レシピの量が多いので、かなり重労働です。親指がつった(笑)ウェールズの女性、強いなぁ…
全体的に綺麗に混ざったら、紅茶からひきあげたドライフルーツ、砂糖、撹拌した卵と牛乳を入れて混ぜる。そして、社長が出て来たので社長を見る。
しかし、この作業工程、一体何ができるのか皆目検討がつきません。パンでもないし、ケーキっぽくもないし、どんなものができるんだ!?
混ざったら、最後にマーマレードとライルズのゴールデン・シロップを入れて混ぜます。それを型に流し込む。
あれ…なんというか、生地がクッキー生地というか濃密すぎて綺麗に流し入れる事ができませんぞ??大丈夫かこれ!?
結局、レシピ通りの時間焼いても中が生なので、倍以上焼きました。皮がカチコチになりました(笑)
でも、できた!途中、これは絶対レシピが間違っているだろう!?と思いきや、無事に形になりました(笑)
ただ、画像検索で見るバラ・ブリスとちょっと違うのですな。画像検索で出てくるバラ・ブリスはもっと軽そうなパウンドケーキっぽい感じなのですが、わたくしめ謹製バラ・ブリスは…
かなり、ヘヴィーウェイトでモロモロしています(笑)
そして、一口食べてみますと。ん!?これ、味はいけてますよ!?実際のバラ・ブリスがどんな味か食べた事がないけど、味はイイ。バターのコクと紅茶に浸したドライフルーツの風味が効いています。ドライフルーツの入ったしっとり柔らかいモロモロのスコーンと形容すればいいのか?そんな感じの食感で、運が良ければバラ・ブリスかもしれない代物の出来上がりです。
今日の実験(?)は成功なのか不成功なのか、よくわかりませんな(笑)今度ウェールズに行ったら真っ先にバラ・ブリスを食べる事にしましょう!
レシピは是見た↓
http://www.celtnet.org.uk/recipes/cym/fetch-recipe.php?rid=bara-brith