« アメリカの梱包:ビニールテープがポイント | メイン | Hokusai - First Manga Master »

2010年06月06日

●歌麿、北斎、広重…

シアトルアジア美術館の浮世絵木版画展に行ってきました。

浮世絵についてほとんど知識がないのですが、北斎や広重などの作品が展示してあるとの事で楽しみに行きました。

しかし、一緒に行ったマダム

「浮世絵の人、皆同じ顔してるね。ふふふ」
「へへ、これ、鏡に映った顔の方がなんとなく大きくない?」
「え!?これ男なの?オンナガタ(笑)オンナガタ(笑)」

えぇ…目のつけどころがマダムだね。じゃなくて、「こっちくんな」と言ってしまいました >_<

驚いたのは、普段こんな人が入ってないはずのここの美術館、結構人が来ていた事。しかもマダム以外は皆一生懸命浮世絵を眺めていました。

人物画の所では、鈴木春信、写楽や喜多川歌麿の作品…歌麿!?小学生の頃はよく墓前で遊ばせてもらっていました!作品はよく知らないけど(笑)

しかし、色版だけでなく、着物の細かい柄等がエンボス表現してあって細部まですごく凝ってるんですね…。どういう行程で版が出来上がるんだろ?刷りの方法とかは?色々浮世絵について興味が出てきました。

そして、やはり有名な広重や北斎の作品は面白い!その色の濃淡、例えば藍色のグラデーションの美しい事。またダイナミックな構図、動と弱の表現の絶妙さ、色の組み合わせとバランスがすごく洗練されてるし、所々その表現方法にまるでコンテンポラリーアート的な部分があったり、かなり見入ってしまいました。

しかし、版画の謎がいっぱい。オリジナルは何枚ずつ刷られてたんだろ?彫りも刷りも全部作者がやったの?油絵でいう「おつゆ」みたいな表現は水で薄めた絵の具を版に塗って刷ったの?…版画の事全くわからんので色々疑問が出ましたぞ。

面白い!ちょっくら調べてくる!

かなりの数が展示してありましたが、それがたった一組のカップルのコレクションの貸し出しだったそうです。すごい…。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://migimatronica.com/blog/mt-tb.cgi/4011

コメント

みぎぃさんのように絵の知識は無いのでうまく表現は出来ないけれど、真っ黒な着物かと思いきや模様が入っていたりしてスゴイですよね!

今日、うさぎと暮らすを立ち読みしていたら、『読者さんのうさぎグッズ自慢』のコーナーにみぎぃさんの作品たちが載っていてびっくりしました~。

waca さん

私も浮世絵は全く分からないんですが
実際に目の当たりにすると驚きの連続でしたね〜
そうそう!すごく凝ってますね!!

お、本当ですか!?
もしかしたら…何ヶ月か前にそういう話をきいたので
実際に掲載されるかどうか分からないという話でしたが
本当に掲載されたとは!!
ご報告、ありがとうございます!

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)