2011年06月18日

●そこら中、車だらけなルメイ博物館

今日はタコマにある車の博物館に行って来ました。

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車の博物館というか…

コレクションの館とでも言うのでしょうか?所狭しと車が陳列。ただひたすら陳列。古いのは1900年代から(だったと思う)T型フォードみたいなもの、そしてアッメリケーンなキャディラックやらドッジやら、またイギリスのパトカーや50年代のダブルデッカー、アイス売りのカート、スバル360(?)やらトヨタプリウス、節操なk…あらゆる車が陳列されているんです。

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ガイドさんによると、所有台数3000台以上!

しかも、この博物館のすごい所はハロルド・ルメイ(故人)さんという方が個人で集めた車なんだそうです。ハロルドさんは買った車全てに乗る事ができたんだろか…?↓キャディラックの救急車

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しかも、購入した車は自分の所で修復してピカピカにしているそうです。それだけ車があったらそうなるだろうなぁ。中にはボロボロの古い護送車を購入してピッカピカに仕上げたものまでありました。

あまりにも車体数が多すぎて、もぅ途中でミュージアム疲れ(博物館疲労)です。車を見ても脳が感知しない状態(笑)しかもガイドのおじさんが…なんだかガイドがすごく下手なんです。

行く場所行く場所で、ただ車の前にぶら下がっている札を読んでいるだけなんですよ(笑)

「(ジロジロ…札を確認)えぇ〜これは1931年のフォード○○です」

私でも見ればわかる!(笑)
途中でマダムが、例えば「この車はどのくらいの期間作られていたんですか?」等と質問すると

「うーん(札を見る)…50年代ですね、えーっとよく分からないけど、まぁ50年代でしょう」

答えになってない(笑)というか、知らない?しかも、やけに寡黙なおじさんで無口で無愛想だし、さらに強面でおっかないときた。

そのうちに、ツアーのお客さんが一人消え二人消え…10人位いたツアー客が最後には私とマダムを含めてたった4人になっていました。ツアーが終わって戻る時、ガイドのおじちゃんが言いました。

ガイドさん「子供連れたお客さんも先に帰っちゃったねぇ」
他のお客さん「そうだね、まぁ、あの位の年齢の子供は古い車よりも新しい車に興味あるんだろうねぇ」
ガイドさん「今日はね、ここでこうやってツアーガイドをするのが私にとって初めての日だったんです…」

えーーーー!心の中でガイドが下手なおじさん、車の事そんな知らないんだ〜なんて思ってご免なさい!

心の中でおじさんを嘲笑した自分を恥じました…orz
でも、一応最後までちゃんと見たから許して下さい。

ルメイ博物館は、レンガ作りの本館に5部屋分車の展示スペースがあり、外に出ると倉庫が二つ。一つにはダブルデッカーやトラック類などの大型車が保管され、もう一つには50年代60年代頃の車が保管されています。そちらもツアーで回りました。車に詳しい人だとより楽しめる場所だと思います。

現在、別の場所に新しい博物館を建築中のようです。↓ルメイ博物館のサイト
http://www.lemaymuseum.org/


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↑今日見た車の中で一番気に入った車。1960年フィアット・アバルト・ザガート。

2011年05月06日

●シアトル行った所見た所食べた所

ぽこ森ちゃんがもうすぐ帰国します。ぽこ森ちゃんの滞在中、訪れた場所は

・ブルース・リーのお墓
・B-29
・通信の博物館
・チョコレート工場とフリーモント界隈
・バラードロックス(チッテンデン水門)
・パイクプレースやダウンタウンでショッピング
・パイオニアスクエアからインターナショナル・ディストリクト
・セーフコフィールド(試合じゃなくて、球場のショップ)
・ブロードウェイを始め、キャピトル・ヒル界隈
・カート・コベインさんが、かつてバンドの練習をしていた建物(私が昔バンド練習していた場所でもある所)
・マディソン界隈を歩いてカート・コベインさんの家のあった場所
・ミュージアム・オブ・フライト
・ベルビュー
・ワシントン大学とUディストリクト

一日だけは、家やペット周辺の洗濯やら掃除と仕事の為にぽこ森ちゃん一人で出かけてもらいました。ガス・ワークス・パークとスペースニードル、EMPのニルヴァナ展に行ったそうです。

また食事は、我がブログで各国料理の事が書いている事を読んでいたぽこ森ちゃんのリクエストで、色々な国の料理屋さんに連れて行ってあげました。
メキシコ料理、エチオピア料理、タイ料理、ギリシャ料理、そしてシカゴスタイルのピザなど。それから、地元のお店でアイヴァースのクラムチャウダーとフィッシュ&チップス、またスーパーでダンジネスクラブを買って二人で料理しました。

ぽこ森ちゃんは、中でもギリシャ料理が気に入り、そして印象深いのはエチオピア料理(ぽこ森ちゃんが注文したのは辛いビーフシチューのようなもの)で、とても美味しかったそうです。

また、ショッピングで彼女が一番気に入ったであろうお店はREI。アウトドア関係の専門店で、自転車からロック・クライミングもの、テントや寝袋、アウトドア雑貨、服、靴、帽子、実に様々な商品があって、インドア派の私でもかなり楽しかったです。普段着ても良さそうなものがたくさんあったので、今度は自分の服を買いに行こうと思います。


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お店に入るまでハイキング気分になれるREIのお店

気がついたら、シアトルはアウトドアのお店が多いのですな。確かに海山に囲まれているので、たくさんあってもおかしくなかったんですな。

さらに、アメリカでぽこ森ちゃんが開眼してしまったのがFAGEのギリシャヨーグルト!朝食に一度出したら、面白い程のだだハマりでした(笑)という事で、ぽこ森ちゃんの為にも、アメリカ価格位でどなたか輸入販売してください。アメリカではソース付きのもので、1つせいぜい2ドルちょっと(安いと$2以下)で買えます。

2011年05月01日

●B-29の見学、続き

続き

知り合いのデールおじちゃんが参加しているプロジェクトのB-29は、元々カリフォルニアにある「飛行機の墓場」にあった機体だそうです。三機の中から一番状態の良い物を選んで、まずはデンバーに移動して修理、その後シアトルに来たそうです。機体は未だに米軍所属だとの事です。

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一目見た感想は…
教科書で見て思っていたよりも大きい、です。爆弾を投下している最中の画像を見るだけでもゾッとしていましたが、実際にこんな大きな飛行機が集団で飛来していたと思うと、さらにゾッとしました。

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さて、丁度私が座った席は、コマンダー席。マイクのついた操縦桿、計器類、左横のパネルには酸素の器材、そして窓枠には結露防止の為のシリカの入ったチューブが張り巡らされています。

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コマンダー席の計器パネルについているプレートにはスーパーフォートレスと入っています。ボーイング社製ですが、100%シアトルで製造されたものではなく、全米各地でパーツごとに製造されていたらしい?

機内前方には、爆撃手席(機体一番先頭)、左にコマンダー席、右に副操縦席、副操縦席の後ろに機関士席、機関士席の後ろに無線通信士席があります。前方では合計6人がそれぞれの持ち場についていたとの事。

先頭部分から機体中部へ向かうトンネルがこれです↓

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かなり狭い!ここを這って移動します。

トンネルの上部にはこんなものが。星で飛行機の位置を確認する為のもの↓

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デールさんからは、ものすごく細かく色々な事を教えて頂きました。ここに全て書くのは大変なので、Flickrに画像を張りつつ説明をつけています。興味があったら是非Flickrの方へ飛んで下さい↓
http://www.flickr.com/photos/migi328/tags/b29/

修復活動はまだまだ続くそうで、不完全な部分はボランティアの人がそれぞれオリジナルのパーツを探したり、一から作り直したりして修復しているそうです。まだまだ修復作業の道のりは遠く、そして修復作業が完了したとして、その後の展示場所も未だにどこが受け入れてくれるかも決まっていないとの事です。

今回実際に見学して、細部に様々な工夫がこらされ、当時の最新機能を搭載した洗練された機体だったという事がよく分かりました。操縦席に座らせてもらったり照準器の合わせ方を教えてもらったり、かなり貴重な体験となりました。

歴史的な戦闘機ですし、有志の人がかなりの年月をかけて修理+修復及び保管しようとしている事は、後世の人間にとっても重要な事なのではないかとも思います。

2011年04月29日

●B-29の見学

現在、お友達のぽこ森ちゃんがウチに滞在中であります。昨日は、ブルース・リーのお墓を案内し、今日はB-29を見学に行ってきました。

今日のこのB-29の見学は、かなり特別な出来事でした。

現在、B-29の修復プロジェクトに関わっている一人の方が、マダムの知り合いです。以前から「もし興味があるなら見学させてあげるよ」と言ってくれていたようです。

しかし、実際に「(日本人である私も)行きたい」と言うと、おじちゃんはじわじわと不安になったようで「本当に大丈夫か?見て気分悪くしないか?」と、かなり神経質に心配していたそうです。

確かに、アメリカ人側にとっても神経質になるのも分かりますな。B-29はボーイング社の製造した飛行機ですが、ボーイングのMuseum of Flightですら、飛行機の歴史的背景から展示はしない(できない?)そうなんです。

歴史上何が行われた、実際にどんな事があった、というのは誰もが正しい知識を得ているべきだと思います。それを踏まえた上で、当時のアメリカの技術力だとか、どんな飛行機だったんだろう、何が出来てどんな風だったんだろう、なんてのも知る事は悪い事ではないとも思います。

おじちゃんには「大丈夫だから見学をお願いします」と、行ってきましたぞ。

場所は、ボーイングフィールド内になるのかな…パスを入れないとゲートが開かない所です。屋内で今も修復作業がおじちゃんを含めて有志の方々が進めていますが、ボーイング社の行っているプロジェクトではありません。

続く

そういえば、昔お友達だったイギリス人は、東京の町並みを見ながら「一度は戦争で焼けて何もなくなった所から、再びこんなに大きな都市になったんだよね。東京を見ていると頑張ろうという気持ちになる…うっうっ(一人で感極まってしまったようです!)…」と、涙目になって話してくれた事を思い出しました。

2011年03月28日

●シアトルでお花見

日本時間28日、桜の開花宣言が出ましたね!丁度、自分の誕生日の日本からの嬉しいニュースに、素晴らしいプレゼントをもらった気分になりました。自然が色々なものを奪えば、また色々なものを与えてくれるんだなぁ…。

というわけで、私も負けじと今日はワシントン大学のソメイヨシノを愛でに行きました。ここのソメイヨシノの存在はずっと知っていたのですが、実は行くのが今回が初めて。

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桜並木になってます。こんなにたくさんの桜が植えられていてビックリ。これじゃ皆見に来るはずだ。話によると、ここの桜の木は樹齢70年程だそうです。どの木もすごく立派に育っています。開花の方は今日で8割〜9割位の咲きだったのかな?

やはり写真撮影している私のような部外者、そして学生さんも思い思いに写真を撮っていました。

しかし、こっちの校舎って一々カッコいいですな〜。こんな所で学べるなんてちょっと羨ましい。

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そして、女子学生が木一本一本によじのぼって座って会話してるんです。座り心地良さそうな枝振りですし、素敵なお昼の過ごし方。さすがに桜の下でピクニックしてる学生はいないけど、日本だったら絶対桜の木の下でお弁当食べる学生だらけだろうなぁ。

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桜の花も香りも、日本と同じ。日本が現在大変な状態でかなり望郷の念にかられましたが、同時にたくましくシアトルでも咲く桜を見て漠然と「日本も大丈夫だ!」との思いを強くして帰宅しました。

2011年02月28日

●シャローム

知り合いのディンテンファスさんはユダヤ教の人です。そのディンテンファスさんから、「クラリネットの演奏会があるので観に来てね」と招待されました。

場所はシナゴーグ。

こんな機会でもないと入れない場所ですよ!と妙なテンションの私。実際に現地に到着してみると、集会所みたいなこぢんまりした場所で、逆に来た事を後悔です…

日本人はおろか、アジア系の人が人っ子一人いません。小さい場所なのでことさら目立ってます、私、目立ってます。周囲の人は、多分全員ユダヤ教の人です。白い目で見られる事はありませんでしたが、粗相のないようじーっと大人しくしていました。

その集会所の中は、ユダヤ教のカラーである青の垂れ幕がかかったりヘブライ語の装飾のある祭壇があったり…私にとって非日常な空間が広がっています。

そういえば、好奇心溢れる中学高校時代、色んな国の言葉を勉強しようとしていた時期があり、結果的に何も身に付いていませんが(笑)、その中にヘブライ語もありました。

あの時真面目に勉強していれば、隣に座っているおじいちゃんとヘブライ語で会話が出来ていたかも…?

一番最後、演奏家のお兄さんが途中で退席し、突然アコースティックギターを抱えながら戻ってきました。近々東海岸に引っ越すので、お別れ前のスペシャルで歌を披露してくれるとの事。

ヘブライ語の歌を歌ってくれました。

お兄さんの歌が終わると、司会進行役も兼ねたディンテンファスさんが「ヘブライ語で一生懸命歌おうと努力してるんですよ」「(一同)アッハッハ〜!」

ディンテンファスさん自身もうまく発音できない音があると言っていましたが、お別れするって人にヒドいよ、ディンテンさん!(笑)でも、やっぱり難しいんですな。ちゃんと勉強しなくて良かった良かった。万が一私がペラペラとヘブライ語を話していたら逆にどん引きされていた可能性ですよ。

というわけで、シナゴーグ(コングリゲーション?)を初体験してきました。

2010年11月14日

●Model Train Show

今日は、朝起きると濃霧でスペースニードルがすっかり隠れていました。そして、知り合いのリッチおじいちゃんが所属している鉄道模型クラブが参加するイベントが行われるという事で、出かけてきました。

場所は、毎年フェアが行われるピュアラップの会場です。

雨降りの為、然程人出は多くなかったようです。会場内部は模型を販売するコーナーと、鉄道模型を走らせているクラブのコーナーで展開されていました。

さて、リッチおじいちゃんが所属するのはピュージェット・サウンド・ガーデンレイル・クラブ。

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このガーデンレイルというのはかなり大きい模型でGゲージと呼ばれる物のようです。リッチおじいちゃんに中に入れてもらい、色々解説してもらっていると、クラブに所属する他のおじいちゃんが食事中でした。

カップヌードル食べてた(笑)

80位のアメリカ人のおじいちゃんが食べる程、カップヌードルって浸透してたのか…!

リッチおじいちゃんにクラブのTシャツをもらって、他の模型を見に行きました。レゴとプレイモービルの模型までありましたぞ。


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さらに、日本のTゲージの総武線まで!Tゲージというのは世界最小の鉄道模型だそうです。しかし、この総武線…一周ごとに線路にひっかかっちゃって動かなくなるのですな…。そこのクラブのおじちゃんも「うぅ…」と眉間にシワを寄せながら指で総武線を小突いていました(笑)

そして…小さいものが好きな私は、ジオラマのサーカスの人々の色塗りをするおばちゃんの所にひき付けられてしまいました。鉄道模型といえば、やはりジオラマ。ジオラマを飾る人間やらなんやらも重要だね。しかも、この人物や動物、すんごく小さいの!↓

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そういえば私もメルクリンのZスケール持ってた!一人で参加すれば良かったよ(笑)しかし、国は違えどオタクな皆さんというのはちょっとにほいますな…。いや、別に悪いとは言わないけど何故にほうのでせう…?(リッチおじいちゃんは良いにおいでした)